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マクラーレン・セナにリコール。「ケーブルと金属パーツが接触しケーブル破損の可能性。最悪はエンジンストール」。”炎上”については今のところ触れられず

2019/09/15

| 現在、リコールはオーストラリア市場のみ |

マクラーレンが、オーストラリアにて「セナ」に対してリコールを届け出。
不具合の内容としてはエンジンのハーネスがメタルリンクパーツと接触してダメージを受けることがある、というもの。
もしダメージを受けた場合はエンジンの失火やストール、エキゾーストシステムの断裂やパワーダウンを誘発し、事故の可能性がある、としています。

もちろんこういった症状は「最悪」の場合だと思いますが、ケーブルの損傷でここまでの問題が出るのか、と思うと恐ろしくもあり、その重要性もわかります。

オーストラリアで登録されたセナは13台のみ

なお、オーストラリアでセナが納車されたのはわずか13台のみで、そのためセナのオーナーにコンタクトを取るのは非常に容易であり、これらの修理も問題なく行える模様。

現在のところ、このリコールが出されているのはオーストラリアのみですが、もちろんどこの国でも同様の問題が生じる可能性があり、追って他の国でもリコール届け出があるのかも。

ちなみに、以前オーストラリアの中古市場に登場した限定5台のフルカーボンボディを持つセナもリコール対象に含まれることになりそうです。

限定5台、フルカーボンボディ(4400万円のオプション)を身にまとうマクラーレン・セナが中古市場に。その仕様を見てみよう

マクラーレン・セナは火災の危険性も

ちなみにマクラーレン・セナは過去に二件の火災が報じられており、1件は有名ユーチューバー、サロモン氏が所有して「いた」個体。
納車後わずか数日で炎上、そして全焼してしまい、しかしマクラーレンとは補償の問題でモメているようですね。

納車からわずか数日。有名ユーチューバー、サロモン氏所有のマクラーレン・セナが発火し炎上

そしてもう一件は今回リコールが出されたオーストラリアでのイベント中に炎上したもの。
F1 GP開催前のエキシビションにおいてゲルハルト・ベルガーが運転中に発火してしまい、しかしすぐに車両を停止させ大事には至らず。

マクラーレン・セナ「2台目の炎上」が発生。最初に炎上したオーナーは「マクラーレンに合計3億円も払ったのに何も対応しない」という動画を公開

なお、マクラーレンは非常にリコールの少ない会社で、記憶しているのは過去に一回くらい。
540C / 570S / 570Sスパイダー / 570GT / 650S / 650Sスパイダー / 675LT / 675LTスパイダーに対し、エアバッグ関連のリコールが日本国内において届け出られています(これはタカタに起因する問題で、マクラーレンに責任はない)。
そして(P1など)セナ以外には燃えたという話も聞かず、それがセナの「炎上」をより際立たせているようにも思います。

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