| ただし抽選に当選しなければ購入することは出来ない |
「最強のカマロ」ことCOPOカマロのスペシャルエディションが発表に。
ジョン・フォース氏がファニーカーレースにおいて「150回目の勝利」を獲得したことを記念しシボレーが製作したもので、その名も「2020 COPO カマロ・ジョン・フォース・エディション」。※アメリカのドラッグレーサーにしてジョン・フォース・レーシングのオーナー
もちろんワンオフモデルとなり、ボディカラーはブラックにホワイトのツートンカラー、そこにレッドのアクセント。
そしてフロントフードのモッコリ部分には星条旗が描かれており、ボンネットとリアフェンダーには「John Force」のサイン入りという仕様です。
なお、このスペシャルエディションは来年1月にバレット・ジャクソン主催のオークションにて販売され、チャリティ団体へと収益金が寄付される、とのこと。
アメリカでは、有名人がその名声を存分に活用して資金を集め、困っている人々にお金を届けるというシステムが構築されており、これは非常に良い部分だと思います。
シボレー・COPOカマロはこんなクルマ
なお、シボレー・COPOカマロは毎年限定販売される「ドラッグレース専用車」。
メーカーが直接こういったクルマを販売するというところは「さすがアメリカ」ですが、初代COPOカマロは1969年に発売されているので、実に50年の歴史を持つ、ということになりますね。※一時期販売は中断され、最近だと2012年に復活している
そして初代COPOカマロ発表の年にちなんで毎年69台が限定販売され、最新モデルだとマグヌスン製スーパーチャージャーを装備した「350エンジン」バージョン、自然吸気エンジン搭載の「427エンジン」が選択可能。
ちなみに2019年モデルとしてはエレクトリックモデルの「eCOPOカマロ」が発表されたこともトピックです。
2020年モデルのCOPOカマロについては、今回発表されたワンオフの「2020 COPO カマロ・ジョン・フォース・エディション」にインスパイアされたカラーのほか、1969年のCOPOカマロに採用されていた7つのヘリテージカラー(バターナッツイエロー、ハガーオレンジ、フロストグリーンポーリー、オリンピックゴールドポーリー、ガーネットレッド、ファトムグリーンポーリー、アズールターコイズポーリー)も選択可能。
ちなみにこちらは「初代COPOカマロ」。
そして現代のCOPOカマロは競技(ドラッグレース)専用車なので、競技規定に沿って製作されており、ウィリーバーやパラシュートが装着されているのも特徴です(もちろん公道走行は出来ない)。
こちらはエンジン上に設置されたスーパーチャージャー。
そのサイズはかなり大きく、これを収めるためにボンネットが「モッコリ」しており、必要なエアを吸い込むために大きな給気口を設けているわけですね。
インテリアも「ドラッグレース用」にカスタムされ、オートメーター製のゲージやロールケージが装備。
ダッシュボードやシートにも「ジョン・フォース」のサインが再現されています。
COPOカマロの購入は非常に困難であり、シボレーへの登録や抽選の応募が必要だとされ、当然ながら抽選にて選ばれないと「購入できない」というハードルの高いクルマでもあります。