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【動画】新型フィアット500が「ブルガリ」「アルマーニ」等のコラボによるワンオフモデル公開。競売の収益金はディカプリオ主宰の環境団体へ

2020/03/13

| いずれのモデルも強烈過ぎる個性を放っている |

さて、先日フルモデルチェンジを行い、EV(電気自動車)として生まれ変わったフィアット500。
そして今回フィアットはチャリティを目的とした3台の「ワンオフ500」を公開しています。

これらワンオフモデルのフィアット500はそれぞれ「ブルガリ」「ジョルジオ・アルマーニ」「カルテル」とのコラボレーションによるもので、オークションにかけられたのち、収益金はレオナルド・ディカプリオ主宰の環境保護団体、アース・アライアンスに寄付されるとのこと。

フィアット500というと「コンパクトな大衆車」ではあるものの、こういった高級ブランドとのコラボも様になってしまうのは日本やアメリカのコンパクトカーと全く異なるところで、さすがは「イタリアンデザイン」といったところなのかもしれません。

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フィアット500 B.500 MAI TROPPO by ブルガリはこんなクルマ

そして今回の3台のうち、最も話題を呼びそうなのが「フィアット500 B.500 MAI TROPPO by ブルガリ」。
言わずとしれたイタリアの高級宝飾品ブランド、「ブルガリ」とのコラボレーションによって誕生した一台ですが、何年か前にはブルガリのショーウインドウ内にフィアット500(初代)が登場したことがあり、そして現在ブルガリはフィアット傘下のマセラティとパートナーシップ契約を結んでいるというつながりも。

環境保護と宝飾品というと、一見して関連性はなさそうではあるものの、このフィアット500 B.500 MAI TROPPO by ブルガリの塗装にはジュエリー製作時に出る金の端材を細かく砕いて塗装に混ぜており、ここが「リサイクル」というところに繋がりそう。

なお、ボディカラーは「ローマの夕日」をモチーフにした優雅なオレンジで、ブルガリが好んで用いるカラーとのこと(実際に、フィアット500をモチーフにしたディスプレイにもこのカラーが採用されていた)。

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そしてブルガリらしいゴージャスさが随所に散りばめられ、ピアノブラックとゴールドメッキが随所に採用されています。

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FIATエンブレムも金メッキ。

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フロントグリルはブルガリ特有の、ローマの敷石をモチーフとした「パレンテシ」デザイン。

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キャンバストップはなんとシルク製。

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ホイールにもブルガリが好んで用いる保姿デザインを採用。
もちろんBVLGARIのロゴ入りです。

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リアサイドウインドウ下には「B500」のロゴ。
「B」部分には細かいダイヤモンドが埋め込まれています。

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インテリアも「ブルガリ」仕様

インテリアもブラックとゴールドを基調としていて、ダッシュボードとシートには「使用済みスカーフ」を再利用し、ここも環境に配慮した部分。

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シート端にもスカーフが採用されています。
BVLGARIロゴの刺繍やアーチ状のステッチ(DIVAと呼ばれる)が施され、細部に至るまでのこだわりがわかりますね。

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ステアリングホイールにもゴールドのアクセントが使用されていますが、センターパッドに埋め込まれた貴石(アメジスト、トパーズ、シトリン)は取り外してブローチとして使用することが可能だそう。

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このフィアット500 B.500 MAI TROPPO by ブルガリは、まさに「走る宝石」と言っても過言ではなさそうで、しかし盗難を恐れるあまり、出先で駐車することがためらわれそうな一台でもありますね。

「フィアット500ジョルジオ・アルマーニ」はこんなクルマ

そしてこちらは新型フィアット500三部作のひとつ、「フィアット500ジョルジオ・アルマーニ」。
アルマーニはこれまでもベスパ等とのコラボ作品を発表していますが、それらと通じるダークメタリック系のマットカラーをメインに、ブロンズカラーがアクセントとして採用されています。

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一見すると(ブルガリバージョンに比べて)地味に見えるものの、こちらのジョルジオ・アルマーニ版も負けず劣らずこだわりが見え、ホイールは「GA」ロゴを模した専用形状。

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なお、ボディ表面にはジョルジオ・アルマーニの衣類にも一部採用されるマイクロシェブロン加工が施され、塗装には公害物質を吸収し、大気を浄化する機能を持つ特殊ペイントが採用されています。

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フロントにはブロンズ加工が施された「500」ロゴに「Giorgio Armani」のサインを模したグラフィック。

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内装に採用されるウッドは再生素材を使用している、とのこと。

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そのほか、リアサイドウインドウ下に装着されるバッジなど随所に特別感が感じられる仕様を持っていて、競売においても相当な高値をつけることになりそうですね。
ちなみにアルマーニは先日、フェラーリとの提携を発表していますが、フェラーリの大株主はフィアット創業者一族なので、その方面からの「つながり」なのかもしれません。

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そして最後は「カルテル」とのコラボモデル。
この「カルテル(Cartell)」はイタリアの家具ブランドですが、サステイナブルなエコ素材(とくにプラスチック)の開発で知られ、今回のフィアット500カルテルに採用されるパーツも部分的に「ポリカーボネートからのリサイクル素材」。

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シートについてもリサイクル素材が使用され、こちらはポリプロピレンから。

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ボディカラーはカルテルのブランドカラーでもある「カルテル・ブルー」。

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今回発表された3台については、いずれも劣らぬ個性を発揮していますが、それらの持つ「エコロジー」イメージによって、電気自動車へとスイッチしたフィアット500の販売を加速させることになりそうですね。

VIA:Fiat

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