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アルピーヌが純正カスタムを拡充!A110のボディカラーに29色が追加され、ホイールやブレーキカラーも選べるように。これで購入に一歩近づいたな

2020/04/11

| 今まではボディカラーの少なさが”引っかかって”いた |

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さて、最近になり積極的な展開を行っているアルピーヌA110。

発売当初は半年~1年の納車待ちと言われたものの、現在では「初モノ買い」需要も一巡したのか、おそらくは人気が持続せず、そこで様々な(テコ入れ策として)プロモーションを行っているものと思われます。

そして今回アルピーヌが発表したのが「アトリエ・アルピーヌ(Atelier Alpine)」なるカスタムプラン。

これはマクラーレン「MSO」、ポルシェ「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」、フェラーリ「テーラーメイド」、ランボルギーニ「アドペルソナム」のようなパーソナリゼーションプログラムで、ボディカラーほかをオーダーメイドにて仕上げることが可能となっています。

選べるボディカラーは29色

今回のアトリエ・アルピーヌにて用意されたボディカラーは29色。

もともと選択できたカラーがわずか数色であったことを考えると驚くべき豊富さでもあり、かつ、これらはアルピーヌに縁のある「ヘリテージカラー」。

さらにはこれまでラインアップされなかった「イエロー」のような明るいボディカラーも用意されています。

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こちらのイエローは「Jaune RDL」というボディカラーで、アルピーヌの設立社の名(ジャン・レデレ)にちなんだものだそう。

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鮮やかなグリーンは「Vert Jardin」、1975年から1977年の間にカタログカラーとして用意されていたようですね。

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このオレンジは「Orange Sanguine」という名称で、1970年代まで選択できた12色のうちのひとつ。

こんな感じで、それぞれにストーリーのある「29色」が用意されています(過去のアルピーヌにこれだけ豊富なカラーがあったというのは驚き)。

ORANGE_SANGUINE_939-2

そのほか、ホイールだと形状では「GR RACE」「LEGENDE」「SERAC」が選択でき(いずれもサイズは18インチ)、カラーはホワイト、グロスブラック、ヴィブラント・ゴールドを選べます。

ブレーキキャリパーについてはライトグレー、イエロー、ゴールド、レッドがラインナップされており、ホイールとの組み合わせにて様々な表情を楽しむことができそう。

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アルピーヌはこういった歴史を持っている

アルピーヌは1956年にレーシングドライバーであったジャン・レデレが設立したブランドですが、ジャン・レデレがルノーディーラーを経営していたという関係上、当初はルノーのチューンナップ車、ルノーをベースにしたコンプリートカーを販売することからスタート。

その後1973年にルノーに株式を譲渡して「ソシエテ・デ・オートモビル・アルピーヌ・ルノー」となり、1995年まで存続。

ただしその後もルノーの特殊車両(スポールスピダーやメガーヌRSなど)を生産するなどして組織としては存続しており、2012年に独自ブランドとしての復活がアナウンスされることに。

2017年にはついに「A110」が発表され、その後にはハイパフォーマンス版のA110Sが追加されています。

アルピーヌというとA110、V6ターボ以外はほぼ知られていないものの、実際にはA106やA108といったクルマも販売されており、比較的成功した部類の自動車メーカーだと考えて良さそうですね。

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アルピーヌA110はジェームズ・メイ、ゴードン・マレーらも高く評価しているクルマであり、ぼくもずっと欲しいと考えているクルマのひとつ。

現在アルピーヌは日本においても正式に展開していますが、ディーラーが少ないことやボディカラーの選択肢が少ないことから購入に踏み切れず、しかし今回ボディカラー含むカスタムの幅が増えたことでひとつ「ネガティブ要素が払拭された」ことになります。

もし買うのであれば、アルピーヌらしい鮮やかなブルーにブラックのホイールにイエローのブレーキキャリパー、もしくは深みのあるグリーンにゴールドのホイールとブラックのブレーキキャリパーだと考えていますが、もうちょっと販売や整備に対する体制を整えてほしい、というのが正直なところでもあります。

VIA:Alpine

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