| 意外と「家族4人でスーパースポーツに乗りたい」という需要があるようだ |
ロシア人デザイナー、IIya Zakharov氏がポルシェ「エクスクルーシブGT」なるレンダリングを作成して公開。
これは「より多くの要求を満たすポルシェ」として考案されたもので、たとえばドライバー一人だけでのスポーツドライビングにも対応し、ときには家族全員が乗って旅行に出かけるといった用途にも供することができる、としています。
なお、こういった需要は意外と多いように思われ、ケーニグセグが先日、4人乗りハイパーカー「ジェメラ」を発表した際、数名の富豪が「家族で乗れるハイパーカーが欲しかった」というコメントを発していて、中には実際にオーダーを入れた人も。
前と後ろから見ると「ポルシェ」、横から見ると新しいスポーツカー
このエクスクルーシブGTをフロントから見ると、タイカン風のクワッドLED採用ヘッドライト、911GT2RS風のNACAダクト(っぽいパーツ)が確認でき、紛れもないポルシェの一員であることを主張。
ただしそのほかは現行ポルシェとはやや異なり、前後に大きくつき出したノーズそしてテールを持ち、前後フェンダーは大きく盛り上がったデザイン。
キャビンはコンパクトにまとめられ、そのためかけっこう小さな車であるようにも見えますね。
ちょっと面白いのはサイドウインドウで、これは「透明ではない」パネルで覆われています。
その代わりにフロントフェンダーにはカメラが装着されており、このカメラで側面そして後方を確認するのかもしれません。
なお、サイドとは反対にルーフは「透明」で、フロントからリアに至るまで「一枚もの」のガラスで覆われるようですね。
ちなみにドアは2枚、しかしシートは4座であり、これもケーニグセグ・ジェメラとよく似た部分です。
ホイールはエアロ形状のキャップを持ち、その内側は「タービンブレード」を模したデザインを持つようにも。
そして真後ろから見るとLEDバーを採用したテールランプ、盛り上がったリアフェンダー(フロントフェンダーも)が見え、これも”紛れもないポルシェ”。
正面と真後ろから見るとポルシェっぽく、しかしサイドから見ると全然ポルシェっぽくないという面白いレンダリングでもありますね。
ポルシェはデザイン上の特徴が多い
なお、もともとポルシェは「カエル顔」や「張り出したリアフェンダー」などわかりやすいデザイン的特徴を持っていて、さらに最近では「クワッドLED」や「LEDライトバー」という新たなるアイコンも。
よってレンダリングアーティスト達にとっては「未来のポルシェを連想しやすい」のだと思われ、そこでこういったCGが多数発表されることになるのでしょうね(一方で、デザイン的特徴がなく、なんの創作意欲も掻き立てないようなクルマもある)。
そのほかにはこんな「未来のポルシェ」も
上述のように「未来のポルシェ」はデザイナーにとって大きな関心ごとと見え、過去には様々なレンダリングが公開。
こちらは928後継をイメージしたグランドツーリングカー「ポルシェ929」。
こちらは未来の911、「ポルシェ911ミッションE」。
これも未来の911ですが、デザイナーはランボルギーニ・ウラカン、ブガッティ・シロンを手掛けたことで知られるサシャ・セリパノフ氏(現在はケーニグセグに移籍)。
ブガッティ・シロンのデザイナーが「未来のポルシェ911」を提案。イエス or ノー?
こちらは918スパイダー後継となる未来のハイパーカー、9RE。
ポルシェ+ブガッティ+ランボルギーニ。デザイナーの考えた918スパイダー後継のレンダリング
VIA:Ilya Zakharov