| その素性は全く不明 |
ランボルギーニ・ウラカンのナゾ車両がニュルブルクリンクにて走行する姿が目撃に。
現在ウラカンには「ウラカンEVO」「ウラカンEVO RWD」、そしてそれぞれにクーペとオープンモデル(スパイダー)がラインアップされていますが、今後予定されるのが、”ペルフォルマンテ”に相当するハードコアモデルです。
このハードコアモデルについてはどういった仕様となるのかは不明ではあるものの、これまでの通例からして「ニュルブルクリンク最速」を狙う可能性が高く、相当にスパルタンなモデルとなるのは間違いなさそう。
ウラカンにはまだまだバリエーションが増加?
そして、ここ最近ウワサとなっているのが「超ハードコアなウラカン」。
この超ハードコアなウラカンにつき、ウラカンEVO世代の「ペルフォルマンテ(現段階では名称については不明)」に相当するモデルになるのか、それとも別のラインアップとなるのかはわかりませんが、もしかすると「ニュルブルクリンクのタイム更新用」としごくごく少量だけ生産されるモデルであり、ウラカンEVO「ペルフォルマンテ」とは別のモデルかもしれません。
そう考える理由としては、ニュルブルクリンクのタイムはウラカン・ペルフォルマンテの記録から7秒以上も短縮されており、このタイムを更新するのであれば、いかにチューンしたとしても”量産モデル”だと(性能や価格面での)限界があり、よってランボルギーニはウラカンEVO「ペルフォルマンテ」とは別に、完全なるサーキット志向モデル(一応公道の走行もできる)を出してくるのでは、と考えています。※ブガッティが最高速更新用にシロン・スーパースポーツ”300+”を発売したのと同じ手法
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そして、そのモデルこそが現在ウワサされている「ウラカンSTO」なんじゃないかと考えているのですが、今回の動画を見ると、(動画中で)走行しているのはウラカンSTOとはまた別のエアロパッケージを持つ”別モデル”のように見えます。
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”ウラカンSTO”?レーシングカーばりのルックスを持つ謎のランボルギーニ試作車が目撃!このまま市販できるのか?
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ウラカンSTOとの相違はかなり大きく、フロントバンパー、サイドステップ、リアウイング、ルーフ上のシュノーケル、リアバンパー等で、要は「ぜんぜん違うクルマ」。
ウラカンSTOはプロトタイプから判断するに「市販モデルのウラカン」をベースにしているように見えるものの、今回のプロトタイプは市販モデルよりもレース用の「ウラカン・スーパートロフェオ」をベースとしているようにも。
ただ、ちょっと奇妙なのは、最新レーシングカーである「ウラカン・スーパートロフェオ”EVO”(下の画像)」とは異なる外観を持つこと。
フロントバンパーやフロントフード、サイドステップ、リアフェンダー、シュノーケルといったところ、その他にも相違が見られます。
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そしてむしろ近いのは、「EVO」になる前、つまり前期型の「ウラカン・スーパートロフェオ」。
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|ワンメイクレース用の純粋な競技用車両 | ランボルギーニ・ウラカンのバリエーション、ランボルギーニ・ウラカンLP620-2スーパートロフェオ。2014年8月18日、ペブルビーチにて公開。
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ただ、今回のプロトタイプは「ウラカン・スーパートロフェオ」とも異なるフロントバンパーを持っていて、最も近いのは「ウラカンGT3」かも。
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ランボルギーニ・ウラカンのバリエーション〜ランボルギーニ・ウラカンGT3
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まとめると、「今回ニュルブルクリンクを走っているウラカンのプロトタイプは、ひと世代前のウラカン・スーパートロフェオの外観を持ち、しかしフロントバンパーはウラカンGT3のもので、かつナンバープレートがついている」。
今回、この試作車が目撃されたのは一般車も走行できる日程であり、つまり「メーカー貸し切り」ではなく、かつこのクルマには何ら偽装がなく、そしてランボルギーニ・エンブレムも隠されていないところを見るに、もしかするとランボルギーニのテスト車両ではなく、「個人が先代のスーパートロフェオを登録し、ニュルブルクリンクに走りに来た」だけなのかもしれません。