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【動画】「ポルシェが993を進化させていたら」がコンセプトのチューンドポルシェ、”400R”がついに納車開始。430馬力、-90kgが路上に解き放たれる

2020/06/07

| 完成するまでは3年、ここまでの道のりは平坦ではなかった |

さて、およそ3年前に、空冷時代のポルシェ911レストモッドへの参入を表明した「ガンサーワークス(Gunther Werks)」。

ジンガー・ビークル・デザインとは異なる路線で「ちょっとフューチャー」な雰囲気が入っているところがその特徴ですが、数々の試作を繰り返し、ようやく市販モデルのリリースができる状態となったようですね。

なお、3年前に発表された「400R」は文字通り400馬力を発生するまでチューンされた空冷フラットシックスを積んでいたものの、最新の400Rは(技術が進歩したのか)430馬力エンジンを搭載しています。

よくここまで企業の体力が保てたな

3年前のプロジェクトスタートから現在に至るまで市販モデルをリリースしていないということは「お金が入ってきていない」ということになり、しかしよくここまで会社を維持できたな、と感心する部分も。

ただ、アメリカは日本とは異なってベンチャーに対する投資家層が厚いため、なんとかここまで続けることができたのかもしれません。

なお、最初に公開されたバージョンの「400R」はこんなクルマ。

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その後にはこういったカーボン製ボディを公開したりしていますね。

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市販モデルの「ガンサーワークス400R」はこんなクルマ

そしてこちらが市販モデルの400R。

かなり表面がツルっとしていますね。

コンセプトは「ポルシェが993をそのまま進化させていたら、こうなっていただろう」。

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ヘッドライトはサークル状のデイタイムランニングランプつき。

この妙に未来的なルックスは、レンダリングアーティストにも影響を与えたようですね。

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ホイールはポルシェの「ターボホイール」をさらにダイナミックにツイストさせたようなデザイン。

サスペンションはワンオフ品が奢られ、いい具合に車高が落ちています。

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リアにはけっこう大きなダックテール。

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エンジンルームはこう。

エアクリーナー等、かなり精度の高い、そして美しい加工が施されていることがわかります。

ECUはもちろん専用で、トランスミッションは6速MT、そして2速と3速はノーマルよりもクロスさせている、とのこと。

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ガンサー400Rのインテリアはこうなっている

そしてこちらはガンサーワークル400Rのインテリア。

スカッフプレートは美しいカーボン製で、25台限定であることを示すレターが入ります。

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レトロとフューチャーがうまく同居したデザインを持っているようですね。

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シフトノブもちょっとフューチャー。

ペダルやプレート、マットもなかなかいい雰囲気を出していると思います。

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ステアリングホイールは非常にコンパクト、そして12時位置にはセンターマーク。

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重めの色調と光沢を持つシルバーが内外装に使用されており、これが質感を高めているようにも思います。

雰囲気的にはちょっと「ジンガーDLS」に近いようですね。

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後部座席は取り払われ、カーボンファイバーのプレートへ。

内外装にカーボンファイバーを多用することで90キロのダイエットに成功している、とのこと。

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動画では実際に試乗も行っていますが、そのサウンドはまさに刺激的。

1135kgの軽量な車体に対し、430馬力の自然吸気エンジン(しかも空冷)は十分すぎるパンチを持っており、相当に楽しい車であるようですね。

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VIA:TheSmokingTire

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