| ほかにはACコブラ、フォードGT40にも乗っているらしい |
さて、78歳にしてマクラーレン720Sを購入し、日常的にドライブするヘンリー・ハルフェルドさんが話題に。
同氏はこのほかにもACコブラ、フォードGT40も所有する生粋のカーガイとのことですが、いくつになっても失わない熱い情熱は見習いたいものだ、と思います。
なお、ぼくが思うのは、近年のスーパーカーは飛躍的に運転しやすくなっており、体力に(あまり)関係なく運転ができるようになっていて、つまり年を取っても楽に運転可能になったということ。
もちろんこれは歓迎すべき点ではあるものの、自分がいざその年齢に達し、まだスーパーカーを運転しているならば、肉体や認知機能の衰えをしっかりと認識し、より安全に運転せねばなるまい、と考えたりします。
変わってしまう人もいれば、そうでない人も
なお、世界中にて、同様の「熱い老人」が過去になんどか報じられていますが、こういった人々は子供の頃から変わっていないんだろうな、と思うことも。
不思議なもので、世の中には「大人になって変わってしまう人」もいればそうでない人がおり、子供の頃にあれだけ好きだったものが、大人になってから一切興味を失ってしまうという例も少なくはないようです。
たとえば今回のような「クルマ」もそのひとつで、子供の頃にスポーツカーが好きだったのに、大人になるとミニバンに乗って満足してしまうといった例ですね。
食べ物についても同様であり、子供の頃には美味しいとも思わなかった刺し身やビールを美味しいと感じるようになったりするという現象ですが、こういった「嗜好が変化する」人々が多いのに対して「一切嗜好が変化しない」人も少なからずいて、ぼくは完全に後者の例。
食べ物についてはハンバーグやオムライス、とんかつといった「子供の頃に好きだった」ものが今でも大好きで、逆に「大人の食べ物や飲み物」である寿司や刺身、お酒というのは未だに全く味がわからず、興味も持てずにいます。
クルマについてもやはり同様であり、子供の頃にはミニカーを集めていたものが実車に切り替わっただけということになりますが、こういった「変わってしまう人」と「変わらない人」の境界がどこにあるのかは全く不明。
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変わってしまう人はなんらきっかけがなくとも、年月とともに「そうなってしまう」のかもしれませんし、変わらない人は結婚や育児という人生の大きなイベントを経験しても「変わらない」のかもしれません。
ただ、ぼくとしては、子供の頃に同じ趣味を語り合った友人が、月日の経過とともに変わってゆき、どんどん話す言葉が変わっていってしまったのは「ちょっと寂しい」とは考えています。
変わってしまった友人たちのほうが幸せなのか、いつまでも同じところにいるぼくのどちらが幸せなのかはわかりませんが、ぼくはほかの人生を選びたいと思ったことも、羨ましいと考えたことはないので、これはこれで良かったのかもしれません。
自分がまだそんな年齢(78歳)になるということはイメージできないけれど、その頃でもやっぱりぼくはスーパーカーに乗っているのかもしれないな、とも考えたりします(その頃になったらもうクルマは全部自動運転かも)。
VIA: luden_cars