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ホンダが次期シビック・タイプRを「ハイブリッド4WD+400馬力」化するというウワサ。ATで重く高くなった新型タイプRは”誰得”な車に

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| 技術的には可能だが、ホンダがそれをやる理由は乏しい |

さて、次期(次世代)ホンダ・シビック・タイプRはハイブリッド4WDになるだろう、とのウワサ。

これはベストカーが報じたもので、2021年に発表される新型タイプRは「フロントタイヤはガソリンエンジン(2リッターターボ)で駆動し、リアには2モーターを有する4WDで、かつ400PSを発生」というもの。

考え方としてはNSXを前後逆にしたものに近く、しかしこれからトランスミッション内のモーターを取り除いたというイメージです。

次期型シビック・タイプRはすでにテストを開始

そして次期ホンダ・シビック・タイプRはすでにテストを開始しており、以前にもその姿が目撃されています。

ただしまだまだ偽装の厚い状態であり、その真の姿を知るには程遠い、という段階。

「次期シビック・タイプRがハイブリッド4WD」ということについては、「ある」とも「ない」とも言え、ここでそれぞれの理由を考えてみたいと思います。

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次期ホンダ・シビック・タイプRがハイブリッド4WDになると思える理由

まずは次期シビック・タイプRがハイブリッド4WDになるかもしれない理由について。

大きなものだと「ベース車のシビックがハイブリッド4WD化される」可能性があると考えていて、これはトヨタのE-Fourに対抗するため。

北米市場では無視できない事情があるといい、日本でもこれを採用するRAV4 PHVが「売れすぎ」にて受注が停止されるといった事態が発生していますが、ホンダは、トヨタのE-Fourに対抗するシステムを導入する計画があるんじゃないかと考えています。

もしベースとなるシビックが「E-Four対抗」となれば、タイプRはそのシステムを強化すればいいだけなので、生産数の少ないタイプR専用にエレクトリック4WDシステムを開発する必要もなく、この線はアリかもしれない、と考えています。

加えて、これまでシビックシリーズの一部や、タイプRを生産していた英国スウィンドン工場が閉鎖されることになり、ということは新型シビック・タイプRの開発・生産拠点はほかに移されるということを意味していて、となると大きく路線変更がなされる可能性も大。

とくに、開発拠点が(NSXを開発した)オハイオに移るとなると、より「エレクトリック4WD説」が現実味を帯びてきます。

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そのほか、ホンダがSH-AWDに力を入れていることを鑑みるに、今後ホンダのスポーツカーは「全て」これを核にしてプレゼンス向上を図る可能性も否定できず、かつ「エレクトリックとスポーツカーとの親和性」という点を押し出すことで他社との差別化を図る戦略を採用しないとも限りません(すでにNSXを発売しており、これを有効活用できる)。

次期ホンダ・シビック・タイプRがハイブリッド4WDにならないと思える理由

そして逆に、「4WDにならないだろう」という理由。

まず、ホンダはタイプRを「モータースポーツ直結でなくてはならない」としており、タイプRの「安売り」は絶対にしないという姿勢を見せています。

つまり、安易なお金儲けのためにタイプRを濫用することは許されないということで、これについてはタイプRのプロジェクトリーダーが明言しているため、明確なホンダの方針だと考えて良さそう。

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ただ、一方ではフィット開発主任が「フィット・タイプR」の可能性を語るなど社内で相反する意見もみられ、タイプRを統括する人が誰になるのかということによっても、これは変動するのかもしれません。

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そして上述のとおり、タイプRを「モータースポーツ直結」とするならば、エレクトリック4WDが参戦するカテゴリが存在しない現状において、タイプRをエレクトリック化する意味も薄いとも考えられます(WRCはハイブリッド可となるようだが、シビックがWRCに参戦するとは考えにくい)。

さらに考えられるのは、これまで「削って削って削りまくり、研ぎ澄ますことで」そのブランドを先鋭化してきたタイプRに対し、ホンダが(いかにパフォーマンス向上のためといえど)何か加えるようなこともまず行わないだろう、とも。

言うなれば、ホンダの中で最後に電動化されるのがタイプRであるべき、ということですね。

ここで考えねばならないのはNSXの存在で、これは上述の通り「ハイブリッド4WD」。

ホンダがNSXに対して現在”どう考えているのか”によっても次期シビック・タイプRのあり方が変わってくると考えていて、たとえばホンダがNSXを成功だと捉えているのかどうか。

仮に「時間を戻し、もう一度NSXを新しく開発できるとして」再びハイブリッドを選ぶのかどうか、と置き換えてもいいかと思います。

おそらく、ホンダはそのときに「ハイブリッドを選ばないだろう」とぼくは考えていますが、それはやはり現在のエレクトリック技術では中途半端に終わってしまうこと、発売して数年も経てばソリッッドステートバッテリーが登場し、リチウムイオンバッテリーが過去のものとなってしまうこと、しかもリチウムイオンバッテリーも年5%の速度で進化しているということが挙げられ、そういった中途半端な技術を”常に最高でなくてなならない”タイプRに持ち込むことは無いのでは、と考えています。

なお、現在のバッテリー技術だと、SUVやセダンといった、もともと重い車であればともかく、軽量なスポーツカーにおいては「ハイブリッドは、重量増加分のモトを取れない」状態で、そのため多くのスポーツカーがハイブリッド採用を見送っています(ホンダがそれらに先んじるハイブリッド技術を持っているのならばハイブリッド化によって技術力を示せるが、実際はそうではない)。

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そのほかにも「新型シビック・タイプRにハイブリッドがない」と思える理由があって、ハイブリッドとMTは相性が悪く、もし新型シビック・タイプRがハイブリッド化されるのであれば、それはATになるだろうということも。

ホンダはタイプRにMTしか存在しない理由として「ガチャガチャやるのがいいんですよ」と語っていますが、そういった楽しみを排除することも考えにくいと認識しています。

そのほか細々としたものだと、現行(先代も)タイプRは数々のサーキットにおいてFF最速ラップタイムを記録しているものの、4WD化するともう「FF最速」は名乗れないということに。

ただ、「ハイブリッド4WD最速」は名乗れるかもしれないものの、これも早晩スーパースポーツに更新されることになりそう(フェラーリSF90ストラダーレもハイブリッド4WD)。

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そして最後には「価格」。

上の方で「ハイブリッド4WD化もアリ」とした理由にて、ベースモデルのシビックが電動4WD化されるのであればと述べましたが、安価にとどまるのは「生活四駆」の範疇においてであり、タイプRにふさわしい性能を持たせると相当に高価になるのは間違いなさそう。

それはNSXをみても明らかですし、フェラーリがV8ミドシップに(これは3モーターですが)ハイブリッドをプラスしたSF90ストラダーレの価格を5700万円くらいに設定していることを見ても理解できる通り、ハイパフォーマンス型のエレクトリック4WDは非常に高価。

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まとめると、「ホンダがシビック・タイプRをエレクトリック4WD化するのは技術的に可能だが、タイプRとしてのスピリットを失い、ATに、そして重く高価になる」。

そうまでしてホンダがシビックをハイブリッド化したとしても「誰得?」という話であり、そもそもそんなタイプRは誰も欲しくないだろう、とも考えています。

参考までに、日産は次期GT-R開発のため、オーナーに聞き取り調査を開始したとされますが、「ハイブリッド化されると重量は+200kg、価格は2000万円」になってしまうとしており、当然ながらこれはノーサンキュー。

同様に、重く高くなったシビック・タイプRを欲しがる人はそういないだろうな、とも思います(ぼくも欲しくないが、それでもホンダが”やる”といえば可能ではあるし、技術的にも可能ではある)。

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参照:ベストカー, Motor1

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