| そこには常人には考えられないよう障壁があるようだ |
さて、世の中には様々な体格の人がいるものですが、今回の動画主であるオリバー・リヒターズ氏は身長218センチ、体重155キロ。
なかなか自身の体格に合うクルマがなく、しかし今回自身が欲しいと思うクルマのディーラーを回り、実際に乗り込んで状況を確認することに。
なお、同氏は世界で最も身長の高い俳優、そしてボディビルダーとして知られているようですね(マイケル・クラーク・ダンカンでも196センチ)。
まずはフォードに行ってみた
そして同氏がまず訪れたのはフォード。
お目当てはマスタングですが、乗り込む時点からすでに困難で、シートを目一杯下げても膝が曲がったままステアリングホイールと接触しており、背中も曲がった状態です。
右足をステアリングホイールの右側に通すのも一苦労。
左足はなんとか外側に逃がすことが可能ですが、右足はセンターコンソールがあるために動かしようがなく、この状態では事実上運転が不可能といったところです。
スポーツカーにはどうやっても入らない
お次はシボレー・コルベット。
コルベットはオリバー・リヒターズのドリームカーだそうですが、もうこの時点で乗り込むのは無理っぽい感じ。
乗り込む前にシートを一番うしろまで下げ、そしてステアリングコラムを一番上に動かすというのが同氏の「常識」のようですね(ぼくには到底想像できない)。
それでも無理!
セダンは比較的余裕がありそう
そして次に乗ったのはキャデラック。
こちらはボディサイズに余裕があるため、頭上には余裕が(スポーツカーに比べると)存在し、しかし膝は曲がったまま。
ただし運転はなんとかできるレベルにあるようで、実際に試乗を行っています。
こちらはボルボの高級EVブランド、ポールスター。
さすがに大柄な人が多い北欧のブランドだけあって、少しだけ余裕があるようです。
それでも膝が曲がるのは仕方がなく、これがオリバー・リヒターズさんの「日常」ということになりそうですね。
こちらはマセラティ・ギブリ。
オリバー・リヒターズさんが乗るとこんな感じですが・・・。
身長183センチの人であれば余裕。
足をピンと伸ばすことも可能ですが、オリバー・リヒターズさんの場合、身長に加えて体の厚みもあるため、どうしても体が前に出てしまうのかもしれませんね。
ふだんはどんなクルマに乗っているのか?
そして気になるのが、今オリバー・リヒターズさんはどんなクルマに乗っているのか。
なんと現在の所有者はトヨタ・アイゴ(ヤリスよりももっと小さい、欧州で販売されるトヨタの最小モデル)。
驚くべきことに、ちゃんと乗って運転もできるとのこと。
凄いなトヨタ!
同様の悩みを抱える人はけっこう多い
そして「体が大きすぎて」クルマに入らないという人も世の中には多数いて、ドゥエイン・ジョンソンもその一人。
以前には「ラ・フェラーリを購入したものの、体が入らなかった」ということもあったようです。
なお、身長216センチ、体重156キロと言われるシャキール・オニールはカーマニアとして知られ、しかしその体格から好きな車に乗ることが難しく、よって過去にはランボルギーニ・ガヤルドを「ストレッチ」したことも。
こちらはランボルギーニ本社によってカスタムされたと言われますが、大柄な人の多いアメリカには、ルーフ内張りやシートのクッションを薄くしたり、様々な変更によって車内スペースを拡大してくれる会社も存在する、と言われます。