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【動画】これ車検通るん?ポルシェ初の「デュアルプレーンウイング」採用市販モデル、新型911GT3RS試作車がニュルを激走

2020/10/16

| やはりポルシェは高級車メーカーではなくスポーツカーメーカーである |

かなりな頻度で目撃されながらも、なかなか発表されない新型ポルシェ911GT3/GT3RS。

そして今回はそのサウンドも高らかにニュルブルクリンクを走行する新型911GT3RSのプロトタイプが目撃に。

今回公開された動画は比較的鮮明な映像にてその姿が記録されており、ここでその内容を見てみたいと思います。

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エアロパッケージは大幅アップデート?

まずフロントについてはフード上の偽装が目を引く部分で、若干の盛り上がりを見せているところから、「ガイド付きのエアアツレット」が装備されているんじゃないかと推測。

ちょうどメルセデスAMG GTブラックシリーズに装備されているようなエア抜きですが、フロントバンパー内から吸ったエアにてラジエターを冷却し、その熱気を吸い出すという構造ですね。

ちなみにポルシェは911GT2RSにて、はじめて市販車へとNACAダクトを採用し、これが今後の「RSモデルのひとつの特徴」になるのではと考えていたものの、もっとアグレッシブな意匠を採用する模様。

なお、フロントバンパーはレーシングカーである911RSRとよく似ていて、つまり新型911GT3RSは「市販車よりも、レーシングカーに近い」クルマだと言えるかもしれません。

参考までに、911RSRもフロントフードからエアを抜く構造を持っていますね。

リアウイングのサイズは尋常ではない

そしてフロントフェンダー上にも偽装アリ。

これはホイールハウス内部の圧を抜くための構造だと思われ、現行911GT3RSでも採用されているものではありますが、それでも「隠している」ということはなにか新しい形状が与えられているのかも。

なお、リアウイングはその高さ、幅もさることながら、おそらくポルシェの市販車では初であろう「デュアルプレーン(二枚羽根)」。

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そのサイズたるや尋常ではなく、これで各国の法規をクリアできるのかちょっと心配(しかし言うまでもなく、ポルシェはそのあたりちゃんと対策しているものと思われる)。

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現時点ではそのスペックについては一切不明。

もしかすると992世代の911はガソリンエンジンを搭載する最後の世代となる可能性もあり、よってポルシェとしては「できる限りのことすべて」を詰め込んでくる可能性も。

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さらに911ターボでも大きくパワーアップさせてきたことを鑑みるに、新型911GT3/GT3RSでもガツンと出力を上げてくるのは間違いないだろう、とも推測しています。

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よくポルシェをして「高級スポーツカー」という表現がなされますが、ぼくは常々「ポルシェは高級車を作ろうとして価格が高くなったのではなく、ポルシェが納得する性能を追求した結果として高額になっただけであり、高額車ではあるが高級車ではない」と考えているわけですね。

そして新型911GT3RSのスパイフォトを見るに、「やはりポルシェは高級車メーカーではなく、純粋なスポーツカーメーカーである」ということを認識させられます。

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参照: Statesidesupercars(Youtube)

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