メルセデス・ベンツのリコール3連発！GLBは「リアスポイラーが飛んでゆく」、ほかGクラス、そしてAクラスにも

｜　メルセデス・ベンツのリコールは「何かが外れて飛んでゆく」ものがけっこう多いようだ　｜

さて、メルセデス・ベンツがGLB、Gクラス、そしてAクラスに対してリコール届け出。

全体の台数としては2,000台以下なのでさほど多くはなく、しかしこれで（今年は）けっこうな回数のリコールが出されているということになります。

まずはGLBについて、リヤスポイラーに脱落の可能性があるという内容。

これは固定方法に問題があり、改善措置としてリアスポイラーの固定状態を点検し、必要に応じて修正や交換を行う、としています。

なお、メルセデス・ベンツは過去にも「サンルーフが外れて飛んでゆく」というリコールが出されたことがあり、ちょっと固定が甘い部分があるのかもしれません。

本件についてはドイツ本国からの情報によって問題を発見したとしており、日本国内で発生した不具合はゼロ（日本の法定速度内であれば問題はないのかも）。

対象となるのはGLB200d、GLB250 4MATICの2車種、合計135台（輸入期間は令和2年1月14日～令和2年5月15日）。

不具合の内容は下記のとおりです。

テールゲート上部のリアスポイラにおいて、構成部品製造時の溶着が不適切なため、適切に固定されていない、またはずれて固定されているものがある。そのため、浮きが生じ、またはテールゲートを開いたときにルーフに干渉し固定が外れ、最悪の場合、走行時に脱落して他の交通の妨げになるおそれがある。

国土交通省

Gクラスには燃料漏れの可能性

2件めはGクラスに対して出されたもので、対象はG350ｄ、G550、AMG G63。

平成30年8月13日～令和2年2月4日に輸入された1,493台が影響を受けますが、問題発見の動機は「市場からの情報による」つまり実際に日本国内にてトラブルが起きた模様。

対応としてはホースの点検、そしてホースに問題があれば交換を行うとしており、問題の詳細は下記の通り。

燃料タンクに接続されている給油ホースにおいて、製造時の作業が不適切なため、微細な穴が開いているものがある。そのため、給油時や満タン走行時に燃料が滲み出るおそれがある。

国土交通省

なお、Gクラスは比較的リコールが多い車種としても知られ（製造はオーストリアのマグナ・シュタイヤーが行っている）、故障にたまりかねたユーチューバーがヘリコプターにてGクラスを吊り上げ、そのまま地面に叩き落として見せしめにするという動画も公開していますね。

Aクラスはエアバッグ関連

3件目はAクラスに対して出された「エアバッグ」問題。

ただし内容を見るとタカタ関連ではなく、「ちゃんと固定できていない」という製造上の問題であるようですね。

問題発見の動機は「ドイツ本国からの情報による」、そして日本国内で発生した事故はゼロ。

対象となるのは平成31年2月23日～令和元年9月13日に輸入されたうちの「わずか4台」となっています。

対応としてはエアバッグモジュールの点検、そして必要に応じての交換。

不具合の内容は下記の通りです。

運転席側の補給用エアバッグモジュールにおいて、製造時の管理が不適切なため、内部の固定が確実に行われていないものがある。そのため、衝突等によりエアバッグが作動した際にエアバッグモジュールが破損し、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。

国土交通省

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