さて、「世界で始めてのマクラーレン・スピードテールの事故」と題された動画が公開に。
動画には詳細が記載されていないものの、フェラーリランボルギーニニュースさんによると、富士スピードウェイにて開催された「マクラーレン東京オーナーズミート2020」での出来事だそうで、なんと日本での納車第一号車なのだそう。
動画ではクラッシュのシーンは収められておらず、ピットからスタートしてコースインするところまでが収録され、その後はもうクラッシュしたのちの画像へと置き換えられています。
コースインまではさほど速度を出しているように見えないが
そしてこちらがそのマクラーレン・スピードテール。
スタッフの指示に従い、ピットからピットレーンへと入ります。
そこから加速に移りますが、見る限りではけっこう慎重にアクセルを踏んでいるようにも。
そしてスパーンと加速してコースへと向かいます。
見た限りでは無事にコースインしたように見えるものの・・・。
その後はクラッシュしたのちの画像へ。
コース上には多くのパーツが散乱し、フロントは大きく破損しているように見えるので、相当に大きな衝撃だったのかもしれません。
単独事故だとすると、フェンスに当たり、その衝撃でコース中央にまで押し戻されたということになりそうで、オーナーさん、同乗されていた方の無事を祈るばかりです。
マクラーレン・スピードテールはこんなクルマ
マクラーレン・スピードテールは1993年に発売された「F1」の精神を受け継いだ限定モデルで、かつてF1が市販車における最高速(公式記録として残るのは386km/h)を記録したことに敬意を表しつつ、403km/hという破格のトップスピードを標榜するハイパーカー。
限定台数は106台、価格は2億4000万円程度だと言われています。
車体構造はカーボンファイバー(カーボンモノセルII)、そして搭載されるのはV8ツインターボエンジンであり、つまりほかの限定シリーズと同じパッケージングを持つものの、たとえばセナがサーキット走行重視、エルヴァがドライビング・ダイナミクス重視なのに対し、このスピードテールは「最高速重視のグランドツアラー」。
つまり長距離を快適に移動するためのクルマということになりますが、そのデザインは「新世代」とも言えるもので、「GT」や「エルヴァ」に近いイメージ、そして最高速を追求しただけあってドアミラーの代わりにカメラ、フロントホイールにはエアロカバーが装着されるなど全体的に滑らかな表面を持っています。
なお、高速安定性を重視しているために車体後部が延長されていることも特筆すべき点で、その長さはなんと5,137ミリにも達します(通常のスーパーカー、ハイパーカーの全長はだいたい4,500〜4,800ミリくらい。5,137ミリという数字はレクサスLSの5,235ミリにも近い)。
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