ロールスロイスが新オプション「アウトドア用折りたたみチェア」発売！磨き上げたアルミとカーボン使用、価格はなんと92万円

｜　ある意味ではロールスロイスらしい、そしてロールスロイスの世界観を体現したオプションだ　｜

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さて、人類が作りうる最高のクルマ、ロールスロイス。

そういった完璧なクルマには完璧なオプションがふさわしく、同社はこれまでにも様々なオプションを発売していますが、今回登場したのは「ポータブルチェア（折りたたみ式チェア）」。

正式には「パースート・シート（Pursuit Seat）」というらしく、たとえば（貴族が自分の領地内に）ピクニックに出かけた際、芝生にプスっと刺し、開いて座るという用途を考慮しているようですね。

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その価格はあまりに高かった

非常に便利な製品だとは思うものの、その価格の高さがハンパではなく、なんと6,581ポンド（日本円にして約92万円）に設定。

相当にというか非常に高価であり、家で使用するソファでも92万円といえばかなり高いという認識です。

ただし、さすがにロールスロイスだけあってその価格を納得させることが出来るだけの作りを持っていて、そのメイン素材はアルミとカーボン。

アルミ部分にはハンドポリッシュがかけられ、精緻な作りが見られます（RRのロゴも見える）。

こちらは先端。

安全のためか、飛び出し式のようですね。

各部には調整機構が設けられ、様々な環境、そして使用する人にあわせてアジャスト可能。

こういったケースも付属していて・・・。

使用しないときには車体後部に収納が可能です。

ロールスロイス・カリナンは「カリナンでしか実現できない世界観」を演出

ロールスロイス・カリナンは同社初のSUV（ロールスロイスはSUVといわず、ハイライダービークルと呼んでいる）ですが、他社と異なるのは「同じロールスロイスであっても、SUVにしかできない世界観の演出」を行っていること。

つまりは「売れ筋だからSUVを作る」というわけではなく、顧客がカリナンを購入する明確な理由付けを行って発売したということになり（それがロールスロイスがSUVを作るというひとつのエクスキューズにもなっている）、たとえばリアハッチを開き、電動でせりだしてくるシートもそのひとつだと思います。※オプション扱い

ここに座って景色を眺めつつ優雅なひとときを過ごすということになり、しかしこれはロールスロイスらしい使い方だとも言え、しかしそのラインアップの中でもカリナンにしかできない芸当だと言えそう。

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その他のハイブランドも負けてはいない

なお、現在はベントレーやアストンマーティンといった、これまでSUVへと参入していなかったブランドもSUVを発売していますが、やはりロールスロイス同様に「SUVならでは」の使い方が提案されており、ピクニックはもちろん、狩猟（ハンティング）といった貴族的なオプション、中東の王族向けに「鷹匠仕様」も用意するなど、これらもやはりSUV発売を正当化し、それ以上のブランド価値向上をもたらすオプションなのかもしれませんね。

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単にSUVを発売するのではなく、そのブランドの資産や顧客層を考慮し、「さらに差別化ができる」戦略を採用したのは”さすが”としかいいようがありません。

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