| アヴェンタドール・ヤマモトは想像していたよりもずっと「芸術作品」だった |
さて、阪急メンズ大阪に展示されているランボルギーニ・アヴェンタドール”ヨウジヤマモト”。
先日東京にて「ザ・ラウンジ」とともに公開されたワンオフのスペシャルモデルです。
ファッションデザイナー、山本耀司(Yohji Yamamoto)とのコラボレーションにて製作されたものですが、正式名称は「ランボルギーニ・アヴェンタドールS・ドレスド・バイ・ヨウジ・ヤマモト」。
ランボルギーニ・アヴェンタドール・ドレスド・バイ・ヨウジ・ヤマモトはこんなクルマ
ランボルギーニ・アヴェンタドールS・ドレスド・バイ・ヨウジ・ヤマモトのベースはクーペボディのアヴェンタドールS。
もはや説明不要、6.5リッターV12エンジンを搭載するランボルギーニのフラッグシップモデルですね。
コラボレーションのきっかけは、ランボルギーニのファッションデザイナーであるミッチャ・ボルカート氏が2020年1月にパリで開催されたファッションウィークを訪れ、そこでヨウジヤマモトが発表した新しいコレクションに感銘を受けたことだとされています。
そしてアヴェンタドールのボディには、そのヨウジヤマモトの新しいコレクションと同様に「アカクロ」のグラフィック。
フロントフェンダーには「Yohji Yamamoto」のロゴ入りです。
ランボルギーニはこのアヴェンタドールを「イタリアのクラフトマンシップと日本文化との融合」だと表現しており、山本耀司は「ランボルギーニはほかのどのブランドよりも特徴的な外観を持っている。たったひと目見るだけで十分だ。そのユニークさ、タイムレスさ、情熱は両ブランドにおける特徴であり、私はこのコラボレーションに非常に喜んでいる」と語っていますね。
フロントリップやサイドステップ、リアディフューザーはカーボンファイバー。
なお、この「柄」は驚くべきことにすべてペイントにて仕上げられ、しかも各色各柄の境界にはまったく段差がない状態。
つまり柄をペイントしたのちにクリアを塗っては研磨するという工程を繰り返したのだと思われますが、相当に手が込んだフィニッシュを持っているということになりますね。
ちなみにランボルギーニやフェラーリをオーダーするときに「ストライプ」を入れるとこういった感じで「塗り分け部分に全く段差がない状態」に仕上げられることになり、ここはさすが芸術性にこだわるイタリアの自動車メーカーならでは。
参考までにロールスロイスの「コーチライン」は段差があり、ポルシェのストライプは「ステッカー」にて再現されています(あくまでもぼくの知る限りで。例外はあるかもしれない)。
思ったよりそのディティールは繊細だった
サイドの「カカ大笑」「呵呵大笑」「呵呵呵呵」は一部半透明。
レッドは油彩のような塗り方となっていますが、文字は水彩画っぽい印象です。
リアには「百発百中」。
ダッシュボードやシートにも外装同様のブラックとレッド、そして様々なメッセージが刺繍にて再現されています。
ヨウジヤマモトはこんなコレクションを発表している
そしてこちらがアヴェンタドール・ドレスド・バイ・ヨウジヤマモトとともに設置されたポップアップストア。
新しいコレクションの一部が展示されています。
ニューエラとのコラボシリーズも。
カカ大笑、百発百中と刺繍されたネクタイもあります。
こちらのパーカーやTシャツだと普通に着ることができそうですね。
他の画像はFacebookのアルバム「ランボルギーニ・アヴェンタドール・ヤマモト Lamborghini Aventador Yohji Yamamoto」に保存中。
ランボルギーニ・アヴェンタドール・ドレスド・バイ・ヨウジヤマモトの動画はこちら
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