| そろそろ発表されてもいい頃だとは思うが、どうやら今年後半まで”お預け”らしい |
さて、再拡大が懸念されるコロナ禍においても自動車メーカーは果敢にテストを続けており、ポルシェもそういった自動車メーカーの一つです。
今回目撃されたのはおなじみ718ケイマンGT4 RSのプロトタイプですが、新型911GT3とともに北極圏での寒冷地テストを行っており、こういった「サーキット走行にフォーカスしたモデルであっても雪上テストを行う」ポルシェの完璧主義には驚かされます。
なお、新型718ケイマンGT4 RSの発表は今年後半だと言われ、それまでは知られたくない部分も多いということなのか、まだまだカモフラージュが外れない状態でもありますね。
718ケイマンGT4に比較してアグレッシブに
外観上の変化として気づくのは「フロントバンパーがよりアグレッシブに」「フロントフェンダー上におそらくルーバー追加」「フロントフード上にNACAダクト」「リアクォーターウインドウにエアインテーク」「リアウイングはスワンネック」「新デザインのホイール装着」というところ。
このあたりは「911GT3に対する911GT3RS」と同じ手法、つまり「RSSの文法」に則ったとも言えそうです。
なお、ブレーキキャリパーはイエローなので、おそらくブレーキディスクはカーボンセラミック(PCCB)。
現時点でパフォーマンスについて確定情報はなく、しかし搭載されるエンジンは4リッター・フラットシックス、出力は450馬力~500馬力とも。
ただし新型718ケイマンGT4 RSが500馬力を発生するとなると、いかに馬力で下回るとはいえどミドシップの利を生かして新型911GT3(おそらく510~520馬力)のパフォーマンスを脅かす可能性が高くなり、ヒエラルキーを重視するポルシェとしては、「新型911GT3のパフォーマンスを超えないよう」慎重に出力を調整してくるものと思われます。※実際のところ、いくつかの例外はあるものの、ポルシェはみごとなまでにモデル・グレード間において序列を構築している
現時点で内装については判断ができませんが、もしかすると「(ポルシェが新たなる利益獲得手段として重要視する)ヴァイザッハ・パッケージ」を設定し、チタン製ロールバー等が装備されることになるかもしれませんね。
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参照:Carscoops