直近のロレックス相場は「デイトナ一人勝ち」！新型サブマリーナの下落が止まらず全般的に値下がりが続く中、デイトナだけは1ヶ月で10％の上昇を見せる

｜　スポーツロレックスの値動きがこれまでのように「一律」ではなくなってきた　｜

さて、ときどきお送りしているロレックスのスポーツモデル（ステンレススティール）の相場情報ですが、ちょっと見ない間にコスモグラフデイトナの価格が大きく上昇しており、今年1月から現在までに10％以上も相場が上昇しています。

ただ、スポーツロレックス（スポロレ）が全般的に上昇しているかというとそうではなく、新型サブマリーナは昨年末から比較すると逆に10％ほど下げている状態です（現時点で定価に比較して150％くらいの相場という状況）。

新型サブマリーナーの御祝儀相場は「終わり」

こういった傾向を見ると、ロレックスのニューモデルにありがちな（GMTマスターIIに顕著だった）御祝儀相場が「終わった」とも考えられますが、気になるのは「どこまで下がるのか」。

先代サブマリーナー（116610LN）の相場が定価比で150％前後で取引されていることを鑑みるに、おそらくはこのあたりがボトムなんじゃないかとは推測しています（事実、下げ幅はややゆるやかになってきている）。

これまでの人気モデルの相場は「ほぼ変わらず」

そのほか、GMTマスターII、エクスプローラー/エクスプローラーII、ミルガウスといったモデルの相場は「ほぼ変わらず」。

ただしこれらも値動きが一様ではなく、GMTマスターII、シードゥエラー、エクスプローラーIIミルガウスはちょっと下がり、エクスプローラーは逆に「ちょっと上げている」模様。

こういった動きは近年にはあまりなく、「相場が上がるときは全モデルで上がる」「下がるときは全モデル下がる」といった傾向があったものの、直近の相場を見ると、顕著に値上がりしているのは「デイトナのみ」。

現代では「No.1」に人気が集中する

ロレックスが投機対象となっているのは疑いようがありませんが、ほかの投機商品や暗号通貨と同じく、「No.1銘柄に人気が集中する傾向がある」ようです。

つまりスポーツロレックスにおいてはデイトナがNo.1の人気モデルで、あとは「それ以外」ということに。

もし、デイトナ以外のモデルを気に入っていて、自分で使うために購入するのであれば問題はありませんが、投機対象としてロレックスを購入するのであれば、「安いから」という理由でほかモデルを購入するのではなく、いかに高くともデイトナを購入しておいたほうが後々のリターンが大きい、とも考えられます。

なお、「デイトナ以外」のロレックスがあまり上がらない、もしくは値下がり傾向にあるのは、おそらくは株式や暗号資産のほうが「少額で取引でき、かつリターンが大きい」ためロレックスの投機対象としての価値が薄れたのではないかとも考えています。

つまりは「ロレックスの売買よりも、もっと手軽に儲けることができる案件が出てきた」ということになり、今まで投機目的で購入していた人々の資金が他に流れたのかもしれません（ただ、デイトナはリターンが大きいために人気が衰えない）。

それでは、ステンレススティール製のロレックス各モデルの相場を見てみましょう。

コスモグラフ デイトナ 116500LN

GMTマスターII 126710BLNR（バットマン）

サブマリーナーデイト（2020年新作）126610LN

サブマリーナーデイト （2020年新作）126610LV

サブマリーナー ノンデイト （2020年新作）124060

エクスプローラー 214270

エクスプローラー II 216570

シードゥエラー 126600

ミルガウス 116400GV

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参照：価格.com, Rolex