| ベントレー、ポルシェ、ランボルギーニなどVWグループ傘下の一部ブランドはハチミツを生産している |
ただし実際に購入できるのはポルシェ製ハチミツのみ
さて、ベントレーが毎年恒例となった「ハチミツ」の収穫を報告。
ベントレーとハチミツというと意外な組み合わせではあるものの、フォルクスワーゲン傘下のブランドのうち、ベントレーはじめポルシェ、ランボルギーニは養蜂に取り組んでいることが公表されています。
その理由としては、ミツバチの生態を通じて環境モニタリングを活かし、それを環境の保全や改善に役立てるというものですが、その副産物としてハチミツを収穫し、様々な役に立てているわけですね。
-
ベントレーが「養蜂業が車両販売同様に大きな成功を収め、過去最高の収穫となった」と発表!ベントレーのミツバチは「フライング Bee」というらしいぞ
| フォルクスワーゲングループはベントレーはじめ養蜂に熱心 | 現時点ではポルシェが最大のミツバチコロニーを保有、そして次がベントレーとランボルギーニ さて、最近フォルクスワーゲングループが熱心に取り ...
続きを見る
ベントレーははじめて高級ハチミツ「ブラックエディション」を生産
そして今回ベントレーが誇らしげにアナウンスしたのは「ブラックエディション」なる高級ハチミツを生産した、ということ。
現在ベントレーの抱えるミツバチのコロニーは100万匹規模(2023年には40万匹以上のベントレーのミツバチが新たに”雇用”されている)へと成長していますが、17ある巣箱のうち、最も古い2つ(2019年に設置)からのみ収穫したのがこの「ブラックエディション」(ちょっと色が濃い)。
残り15の巣箱から採取したものは「レギュラーエディション」と呼ばれるそうですが、ブラックエディションの生産数は500瓶、レギュラーエディションだと1,000瓶だと伝えられています(ブラックエディションのほうが生産効率が高いようだ)。
なお、この(ブラックエディションの)瓶のラベルはベントレーの社内デザインチームが今年新たにデザインしたものだといい、たしかにレギュラーエディションに比較すると高級感に溢れているようですね。
ベントレーの製造担当取締役であるアンドレアス・レーヒ氏によれば(まさか自分がハチミツづくりまで担当するとは思わなかっただろう)「忙しく働くミツバチのコロニーは、ハチミツ生産のエクセレンスセンターにおいて、これまで以上に生産性が高いことが証明されました。このエキサイティングなイニシアチブは、我々の施設をさらに環境に優しいものにするという、ベントレーのビヨンド100戦略の広範な性質を示しています。また、持続可能なラグジュアリーモビリティのリーダーになるという当社の目標にも合致しています」。
残念ながらベントレー製ハチミツは購入できない
ただ、残念なことにこれらベントレーのつくるハチミツは販売されていないためにぼくらは購入することが叶わず、これを手に入れることができるのは一部の限られた、そして幸運な人のみ(ランボルギーニ製ハチミツも購入できず、しかしポルシェ製ハチミツだと一般向けに販売がなされており、生産規模の差によるものと思われる)。
この美味しい蜂蜜は非常に高級なもので、私たちは販売する計画を持っていません。その代わり、企業イベント、お客様の訪問、慈善活動、社員の報奨制度や表彰制度、コンペティションなどでプレゼントすることにしています。これはエコロジーの重要性と花粉媒介者が果たす役割について、人々に話してもらうためのエキサイティングなひとつの方法なのです。
生産計画担当ディレクター セバスチャン・バンドルフ
合わせて読みたい、ハチミツ関連投稿
-
ランボルギーニが今年も「自社で育てたミツバチ」からハチミツを採取し、クリスマスに従業員へとプレゼント。なおミツバチは植物の受粉の80%を媒介しているそうだ
| ランボルギーニは実に様々なプロジェクトに取り組んでいる | ポルシェ、ベントレー、ロールス・ロイスも「養蜂」を展開中 さて、ランボルギーニは様々な環境に対する取り組みを行っていることで知られますが ...
続きを見る
-
ポルシェがハチミツ製造事業化を発表。「え?」「ハチミツだ。すでに蜂は150万匹用意した」
ポルシェがハチミツ収穫でも成功を収め、事業化へ ポルシェが「ハチミツ採取と販売」を事業化する、と発表。 これは同社ライプツィヒ工場上わきの空き地にてはじめた「養蜂」が拡大したためだそうですが、もとはと ...
続きを見る
-
ランボルギーニが「一般に知られていない、しかし環境のために取り組んでいること5つ」を公開。例のハチミツ生産のほか、そしてカーボンやレザーをリサイクルして小物を作っているようだ
| 残念ながらハチミツは社員へのプレゼント用、カーボンリサイクルパーツは本社併設ストアでしか購入できないようだ | さすがにここまでランボルギーニが環境に熱心とは知らなかった さて、ランボルギーニが「 ...
続きを見る
参照:Bentley