| なお、罪人は英国で有罪判決を受ける前にドバイへと逃亡 |
さて、「不法に警察に(自分の)フェラーリを破壊された」としてドバイ在住の男性がイギリスのミッドランド警察を相手取って訴訟を起こすという案件が発生。
ことの流れとしては、まず(現在)35歳の男性、ザヒド・カーンがイギリス滞在時に「詐欺やマネーロンダリング」の容疑にて起訴されることに。
その後2017年の裁判において、ザヒド・カーン被告がバーミンガム裁判所の前に自身のフェラーリ458スパイダーを駐車していたものの、有効な保険を有していたかったという理由にて押収されたわけですね。
ただし、容疑者はそのドバイへと逃亡
警察は正当な手続きに従いこのフェラーリ458スパイダーを破壊することとなったわけですが、裁判においてザヒド・カーン被告は懲役10年の判決を受け、しかし判決が出る直前にドバイへと逃亡したと報じられています(現在もドバイに潜伏中)。
そして数年経った今、なぜかザヒド・カーンは「自分のフェラーリ458スパイダーを、警察が破壊したのは違法である」として(おそらくは損害賠償の)訴訟手続きを開始した、とういうのがことの流れ。
なお、イギリス警察は厳格にルールを適用することで知られ、ちょっと前にもやはり「無保険」にて押収された、バンジャミン・メンディ選手の所有するランボルギーニ・アヴェンタドールSVJが「破壊」の危機にひんしていると報道されたことも。
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実際にフェラーリ458スパイダーはこうやって破壊された
なお、ザヒド・カーン所有のフェラーリ458スパイダーが破壊された際の映像も残っており、それを見るにまさに悲惨。
もちろん破壊している人々も好きでやっているわけではなく、食料の廃棄や動物の殺処分同様、心を痛めながらの「仕事」なのだと思いますが、希少なクルマだけに、もっと別の道を(警察には)模索してほしかったとも思うのはぼくだけではないはず。
動画を見ると、クレーンで吊り上げ・・・
地面に落とし・・・。
その後もヘッドで潰したり挟んだりして廃車にする様子を見ることが出来ます。
もし、これが歴史的価値の高いクラシックカーであったり、希少な限定モデルやワンオフモデルだったらどうするんでしょうね。