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【動画】ついに新型トヨタ・ランドクルーザー(LC300)発表!新型プラットフォームに新型エンジンにトランスミッションを採用し、「すべてが新しく」

ついに新型トヨタ・ランドクルーザー(LC300)発表!新型プラットフォームに新型エンジンにトランスミッションを採用し、「すべてが新しく」

| 前回のモデルチェンジから14年が経過、すべてが新しくなった新型ランドクルーザーが登場 |

目指したのはさらなる信頼性や耐久性、そして運転しやすさと疲れにくさ

さて、トヨタがついに新型ランドクルーザー(LC300)を発表。

ランドクルーザーは1951年に発売され、今年でめでたく70周年を迎えることになりますが、世界での累計販売台数1,040万台を達成し、年間では30万台を販売している人気モデル。

モデルチェンジの間隔が長いのも特徴の一つで(先代のLC200は2007年に登場)、それは「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という”ランクル品質”を達成するためにモデルチェンジの都度「究極」を目指しており、よって「数年というタームでは改良の余地がないほど高い完成度を誇るから」だとも言われます。

参考トヨタがランドクルーザーの最新イヤーモデル発表。”前年モデルのランクルと変化がない”その理由とは?

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新型トヨタ・ランドクルーザーはどう変わったのか

そして今回トヨタはフルモデルチェンジ版ランドクルーザーをオンラインにて公開することになり、このLC300については「長年にわたる技術の積み重ね」が反映され、「最新技術の融合により素性を刷新している」といいます。

日本だと「300シリーズ」と表記されることになる新型ランドクルーザーですが、今回のフルモデルチェンジで目指したのは「信頼性・耐久性・悪路走破性を進化・継承」させること、「世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現」すること。

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そのために採用されたのがTNGA思想に基づくGA-Fプラットフォームということになりますが、軽量化、低重心化、効率性に優れる新パワートレイン採用によってその目的を達成しているようですね。

なお、もちろん基本はランドクルーザー伝統の「ラダーフレーム」で、ここは往年のファンも胸をなでおろしたところかもしれません。

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全長・全幅・ホイールベースといったボディサイズ、ディパーチャーアングル・アプローチアングルは従来型を踏襲しており、これもまた「従来型ランドクルーザーがすでに完成されたパッケージングを持っていた」ためなのでしょうね。

新型ランドクルーザーは基本性能を磨き上げた

そしてこの新GA-Fプラットフォームによって高剛性化やサスペンション構造の最適化を行ないつつ車体重量を200kg軽量化。

さらにはトヨタ内部にて「凄腕」「匠」と称される熟練テストドライバー、ダカールラリー出場ドライバーによる評価そして走り込みを通じ、オンロード、オフロードの双方において運転が容易、かつ運転していて疲れにくいクルマに仕上げた、とも紹介されています。

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悪路走破性の向上においては以下の通りの改善や新技術が採用されている、とのこと。

参考

  • サスペンションの基本性能(ホイールアーティキュレーション :=タイヤの浮きづらさ)向上
  • E-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)の採用による接地性向上(世界初)
  • ドライバー視点で障害物を直感的に可視化できるマルチテレインモニターの採用
  • 走行路面を判定し、自動でモード選択するマルチテレインセレクトの採用
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外装デザインについては、「ランドクルーザーのヘリテージを継承し、オフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形など機能美を追求した」とされ、たしかに一見して「ランクル」とわかりながらも、明らかに先進性を備えているということもわかるもの。

現時点では、グレードについて正式な発表はなく、しかし「ランクル史上、もっともスポーティー」だと思われるGRバージョンはなかなかにアグレッシブなルックスを持っているようですね。

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モデルチェンジ版新型ランドクルーザーのリーク続々
参考モデルチェンジ版新型ランドクルーザーのリーク続々!エンジンや車体重量、ボディカラー、グレードごとの装備が流出。なおランクル300は4月21日から受注が開始されているようだ

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新型ランドクルーザーに採用されるパワートレインはこうなっている

新型ランドクルーザーに採用されるのは新開発の3.5リッターV6ガソリンターボ(415PS)/3.3リッターV6ディーゼルターボ(309PS)で、トヨタいわく「従来型V8エンジンをも超えるクラストップレベルの動力性能とドライバビリティを実現」。

トランスミッションもまた新開発のDirect Shift-10AT(10速オートマチックトランスミッション)がガソリン/ディーゼルともに採用され、年間CO2排出量をグローバルで約10%削減できる、とのこと。

ちょっとこの数字はイメージしづらく、かつ現時点では公的機関にて燃費を計測できていないのだと思われますが、事前のリークだと「燃料タンクのサイズが14L分小さくなっている」とされるので、10%程度の燃費改善があると期待してもいいのかもしれませんね。

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新型ランドクルーザーの内装はこうなっている

そして外装同様、これまでのヘリテージを踏襲しつつ、先進性が加えられたのが新型ランドクルーザーのインテリア。

悪路走行時にも車体の姿勢を把握しやすいよう水平貴重のダッシュボードとインストルメントパネルを持ち、スイッチ類も直感的に操作できるように「機能ごと」に分けたレイアウトが与えられ、かつ形状や色なども操作性にも配慮した設計が採用されています。

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そのほか、新型ランドクルーザーは「最新のトヨタ」らしく安全性にも十分な配慮がなされており、「Toyota Safety Sense」の採用、そして駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両・歩行者を認識し事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキを新たに採用した、とのこと。

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トヨタは新型ランドクルーザーにつき、「本年夏以降、世界各地で発売する」とコメントしており、現時点では日本でのグレード展開や価格については未公表。

追って何らかの発表があるかと思われますが、それら情報を心待ちにしたいと思います

新型トヨタ・ランドクルーザー(LC300)の動画も続々公開

なお、新型ランドクルーザーにつき、オフィシャルのプロモーション動画が公開されているほか、すでに世界中に配備が進んでいたと見え、世界中からレビュー動画が公開済み。

今後も引き続き続々アップされる状況かと思いますが、ここでいくつかを紹介したいと思います。

参照:TOYOTA

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