｜ トヨタの品質とブランド力、そしてこのルックスがあればフォードF-150やダッジ・ラム、シボレー・シルバラードにも十分対抗できそうだ ｜
さらにトヨタは「TRD Pro」製のスパルタンなパーツも用意している
さて、現在トヨタは（主に）北米向けフルサイズピックアップトラック「タンドラ」の発表を控えていますが、折悪しくその公式フォトがリーク。
しかしながらトヨタの対応は非常にスマートで、「どうも秘密を守れない人がいるようだな・・・」というコメントともに公式フォトを（新型タンドラの発表前に）自ら公開しています（リーク画像はトヨタのディーラーから流出したものらしい）。
タンドラのモデルチェンジは「14年ぶり」
なお、現行タンドラが発表されたのは2007年なので、モデルチェンジはなんと14年ぶり（モデルイヤーからすると15年ぶり）。
そして今回公開された画像はタンドラ”TRD（Toyota Racing Development） PRO”。
北米のTRDは日本の（組織改編後の）TRDとは異なってモータースポーツに直結したブランドであり、オンロード、オフロードともにハードなパーツをリリースしていますが、今回のタンドラTRD Proについても相当数のTRDパーツが盛り込まれていると考えてよく、（ベースモデルのタンドラがどんなデザインかわからないので判断ができませんが）、フロントバンパーやホイール、フェンダーアーチなどがTRD Pro製のパーツなのだと思われます。
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— Toyota USA (@Toyota) June 18, 2021
巨大な八角形グリル、大きなLEDデイタイムランニングランプを内蔵するヘッドライト等はフォードF-150を意識したものだと思われますが、ちょっと面白いのはフロントバンパーやフェンダーアーチに見られる迷彩柄のような樹脂パーツ。
もしかするとこれは鍛造カーボンファイバー（フォージッドカーボン）なのかもしれませんね。
そのほかLEDライトバーやサイドのバー状ステップなど実用的でタフな装備も見られ、かなりな人気を呼びそうな仕様を持っているように思います。
アメリカ市場ではトラックが大人気
なお、アメリカでトラックがよく売れているのは周知の通りですが、2020年にもっとも売れたクルマは下記の通り。
トップ3はすべてトラックであり、4、5位はSUV、6位にはセダンが入るものの、台数を見ると「トラックが圧倒的」ということもわかります。
そしてトヨタのトラックというとようやく10位にタコマが顔を出す程度であり、タンドラはこのリストからは「圏外」。
しかしながらこの新型タンドラはそのルックスからして十分に「トップ3をおびやかす」ことができる資質を持っているとも考えられ、あとはそのスペック、価格について正式な発表を待ちたいところですね。
アメリカ市場でもっとも売れているトラックTOP25
- フォードFシリーズ（トラック）・・・787,422台
- シボレー・シルバラード（トラック）・・・586,675台
- ラム・ピックアップ（トラック）・・・563,676台
- トヨタRAV4（SUV）・・・430,387台
- ホンダCR-V（SUV）・・・333,502台
- トヨタ・カムリ（セダン）・・・294,348台
- シボレー・イキノクス（SUV）・・・270,994台
- ホンダ・シビック（セダン/クーペ）・・・261,225台
- GMCシエラ（トラック）・・・253,016台
- トヨタ・タコマ（トラック）・・・238,806
- トヨタ・カローラ（セダン/ハッチバック）・・・237,178台
- 日産ローグ（SUV）・・・227,935台
- フォード・エクスプローラー（SUV）・・・226,217台
- トヨタ・ハイランダー（SUV）・・・212,276台
- ジープ・グランドチェロキー（SUV）・・・209,786台
- ジープ・ラングラー（SUV）・・・201,131台
- ホンダ・アコード（セダン）・・・199,458台
- フォード・エスケープ（SUV）・・・178,496台
- スバル・フォレスター（SUV）・・・176,996台
- スバル・アウトバック（SUV）・・・153,294台
- マツダCX-5（SUV）・・・146,420台
- 日産アルティマ（セダン）・・・137,998台
- ジープ・チェロキー（SUV）・・・135,855台
- フォード・トランジット（商用バン）・・・131,556台
- トヨタ4ランナー（SUV）・・・129,052台
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参照：TOYOTA USA