
| GR GTは欧州や米国で目撃例が増加中、日本の公道でもその姿が見られる日が近いうちに来るのかも |
車体後部にはテスト車両であることを示す「赤白」ストライプ
トヨタGAZOO Racing(GR)が放つ注目の市販フラッグシップスーパーカー「GR GT」の開発がいよいよ大詰めを迎えていると見え、これまでサーキットを中心に走行テストが重ねられてきたGR GTではあるものの、このたび米カリフォルニア州ロングビーチの一般公道を走行するテスト車両の姿が捉えられることに。
迫力満点のエクステリア、そして最新の開発状況について見てみましょう。
この記事の要約
- トヨタの新型市販フラッグシップモデル「GR GT」の開発テスト車両が米カリフォルニア州ロングビーチの公道で目撃される
- テスト車両はマットブラックのボディにグロスブラックのルーフを組み合わせたアグレッシブな仕様を持ち、リアにはテスト車両であることを示す赤白のストライプが施されている
- サーキットでの走行テストに続き、一般道でのリアルワールドテストが着実に進行していることが伺える
カリフォルニア州で目撃された「GR GT」テスト車両の概要
今回目撃されたテスト車両はマットブラックのボディパネルに光沢感のあるグロスブラックのルーフを組み合わせた印象的なツートンカラーという仕様。
マット処理は偽装(カモフラージュ)の一種として機能していますが、GR GTのデザイン自体はプロトタイプや先行公開画像を通じて既に公開されているため、隠す部分は非常に少ないという状態です。
今月上旬にはカリフォルニア州のラグナ・セカ・サーキットにて、レーシングカーである「GR GT3」と共にテストを行っている様子が捉えられたばかりではあるものの(こちらはまた異なるボディカラーであった)、公道での目撃情報が相次いでいるという事実は、ロードカーとしての日常性や耐久性を確認する実走評価が最終段階へ入っていることを示しているのかもしれません。
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GR GT:特徴
最も目を引くのはリアエンドに配された「赤と白の3本ストライプ」ですが、1本は左右のテールランプの中央に、残り2本はリアバンパーのナンバープレート左右に配置されています。
これは市販モデルのデザイン要素やカモフラージュではなく、開発中のテスト車両であることを示す識別マーキングだと見られています(それにしても初めて見るマーキングである)。
トヨタ GR GT(市販プロトタイプ目標値)主要スペック
| 項目 | スペック・開発目標値 |
| パワートレイン | 4.0L V8 ツインターボ+シングルモーター ハイブリッド |
| トランスミッション | 新開発 8速オートマチック(トランスアクスル構造) |
| 最高システム出力 | 650 PS 以上 |
| 最大システムトルク | 850 Nm 以上 |
| 駆動方式 | FR(フロントミッドシップ・リア駆動) |
| ボディ構造 | オールアルミニウム製フレーム(車両重量1,750kg以下) |
| 前後重量配分 | フロント 45 : リア 55 |
| 最高速度 | 320 km/h 以上 |

競合比較・市場での位置付け
GR GTが挑むロードゴーイング・スーパーカーの領域には、ポルシェ 911 ターボ / GT3、メルセデスAMG GT、フェラーリ 296 GTB、アストンマーティン ヴァンテージといった世界トップクラスのモデルが君臨しており、しかしGR GTがそれらと決定的に異なるのは「まずレーシングカーとしてのGR GT3をゼロベースで設計し、その市販(デチューン)版としてGR GTを投入する」という「市販車とレーシングカー」とにおける逆の手法を採用したこと。
そしてGR GT3のロードゴーイングバージョンたる「GR GT」は低重心化と空力性能を徹底的に追求したシャーシにV8ツインターボエンジンとハイブリッドシステムを搭載し、サーキット走行時の圧倒的な動力性能、そして日常使用における扱いやすさを高次元で両立する設計を持っています。
「モータースポーツ起点」が生み出す新しいスーパーカーの形
トヨタは「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を掲げており、GR GTはその哲学を象徴するフラッグシップ。
かつての「レクサス LFA」や伝説の「トヨタ 2000GT」のスピリットを継承しつつ、過酷なサーキット評価と世界各地の公道テストで鍛え上げられており、サーキットから一般道へとテストの舞台を拡げるGR GTは本格派スポーツカーを求める世界中のファンにとって「登場が待ち遠しい」1台と言えそうです。
結論
カリフォルニアの公道で姿を現した「GR GT」のテスト車両は市販化に向けた開発が順調かつ着実に前進していることを印象付けるもの。
サーキット譲りの性能を持ちながら公道走行も優雅にこなす、トヨタ最高峰のロードゴーイングカーがどのような形で世界にお披露目されるのか、今後の正式発表に期待が高まろうというものですね。
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