| さらに、リマックによればもっとゼロヨンタイムは速くなるという |
おそらくはこの他の記録も続々更新してゆくことになりそうだ
さて、リマックが発表したばかりのピュアエレクトリックハイパーカー、「ネヴェーラ」。
これまでにもその速さがなんどとなく報じられてきましたが、今回は1/4マイル(ゼロヨン)における市販車最速記録を更新した動画が公開されており、どんどんその伝説が上書きされているようですね。
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しかも最速記録は「市販タイヤにて」
そして今回記録を達成したリマック・ネヴェーラに装着されていたのは市販そして公道走行可能なロード用タイヤ。
ちなみにリマックはネヴェーラのプロモーションのために様々なイベントを開催しており、その販売を加速させようと目論見中。
まだ予定販売台数を完売するにはいたっておらず、その台数を消化すべく様々なユーチューバーにも貸し出しを行っているようですね。
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そして今回リマック・ネヴェーラをテストしたのはドラッグレース専門ユーチューバー、ドラッグタイムス氏。
まずはイベントにてリマックのスタッフが運転するネヴェーラの助手席に座り徹底的にその特性を把握することに努めています。
リマック・ネヴェーラは走るたびに速くなる
その後ドラッグタイムス氏は運転席に移り1,914馬力の真価を確かめることになりますが、3度のドラッグレースを市販のミシュラン・パイロットスポーツ4S装着状態にて走っており、タイヤが温まっていない1本目でも8.74秒を記録。
その後8.61秒、8.58秒とタイムを短縮してついに「市販車のゼロヨンタイム最速」を記録することになりますが、驚くのは合計で11本ものゼロヨンを走っていること。
テスラ・モデルS /モデルYも非常に速いタイムを出すことで知られますが、こちらは3本も走るとコンピューターがエラーを出すとも言われ、それを考慮すると「11本もゼロヨンを走ることができる」のはかなり驚きでもありますね。
リマックの開発兼テストドライバーであるミロスラフ・ズンチェヴィッチ氏によると、「VHT(路面上のグリップ剤)を使用した初めてのテストで、何が起こるかわかりませんでした。最初のうちは、ヨーロッパで行われた通常の路面でのテストよりも、クォーターマイルのタイムが予想よりも遅くなってしまいました。路面温度が65℃だったこともあり、調整が必要でしたが、当社のトラクションコントロールは、走行ごとに路面を学習し、ホイールのトルクを調整します」とコメント。
つまりこれが走るたびにタイムを短縮した理由だと言えそうですね。
さらにミロスラフ・ズンチェヴィッチ氏は「タイヤのウォームアップ方法を変えて調整した結果、良い結果を得ることができました」と語り、続けて「ドラッグタイムスの経験を生かしたステージングのおかげで、市販車最速加速の世界記録を達成し、自分たちのクォーターマイル記録も更新することができました。しかし、ネヴェーラにはさらなるポテンシャルがあり、この種の路面での経験とテストを重ねれば、さらに速く走れると確信しています」と述べ、今後はゼロヨン最速記録を上書きし、さらにその他記録も「総なめ」にかかるのかもしれません。
リマック・ネヴェーラが公式に「ゼロヨン世界最速」を記録する動画はこちら
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参照:DragTimes