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ランボルギーニの知られざる事実5選。「ミウラは自動車史上もっとも車高の低い量産車」「マルツァルはもっとも広いガラス面積を持つクルマ」etc.

2021/08/21

ランボルギーニ

| まさかミウラがロータス・ヨーロッパよりも車高が低かったとは |

まだまだランボルギーニには知られていない事実がたくさんありそうだ

さて、ランボルギーニが「自社にまつわる”知られざる事実”5つ」を公開。

意外と知っているようで知らないこともあり、改めて「そうだったのか・・・」と驚いています。

ここでその5つの「事実」を見てみましょう。

参考ランボルギーニの知られざる事実15選。「身売りして数年後に倒産」「デザインモチーフは虫」

「ランボルギーニの知られざる15の事実」が動画で公開。 ランボルギーニは創立50周年をつい最近迎えたばかりの(自動車メーカーとしては)新しい会社で、1964年に最初の車「350GT」を発売した後に「ミ ...

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ランボルギーニ・マルツァルはもっとも多くのガラス面積を持つコンセプトカー

ランボルギーニは1967年のジュネーブ・モーターショーにて「マツルツァル(Marzal)」で発表されていますが、これは「4人乗りのグランドツアラー」。

カロッツェリア・ベルトーネに在籍していたマルチェロ・ガンディーニがデザインしたもので、その未来的なスタイリングが特徴です。

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マルツァルのデザインを特別なものにしているのは、全体がシルバーレザーで張られたインテリアと、デザインのコアテーマである(今日のランボルギーニにも採用される)六角形で、ダッシュボードやリアウィンドウ、コンソールのカットアウトなど、可能な限り細部に渡ってこの六角形(ヘキサゴン)が繰り返されます。

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しかし、何よりも目を引くのは、ガルウイングドアからルーフまで、4.5平方メートルにも及ぶ広大なガラスエリア。

その面積は4.5平方メートルにも及ぶといい、これがマルツァルを「史上最大のガラス面を持つ、走行可能なコンセプトカー」たらしめているとのこと。

カウンタックより「時代を先取りした」ランボルギーニのデザイン元祖、”マルツァル”がこれだ!

| ある意味ではランボルギーニのデザイン的元祖 | ランボルギーニ・マルツァルがジュネーブ・モーターショーに登場。 マルツァルは1967年にジュネーブ・モーターショーにて発表されていますが、今回51年 ...

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ランボルギーニ・ミウラは同社史上最年少、29歳のチームによって設計された

ランボルギーニ創業者、フェルッチョ・ランボルギーニは、起業した当初から優秀な若者に十分なチャンスを与えたいと考えていたそうですが、それは自身が常に「挑戦を続ける」人生を歩んできたからなのかもしれません。

そしてフェルッチョ・ランボルギーニは会社をさらに成長させるためのプロジェクトとして、大学や、自動車業界から才能ある若者を探し出し、1966年にデザイナーのマルチェロ・ガンディーニ、テストドライバーのボブ・ウォレス(ともに28歳)、チーフエンジニアのジャン・パオロ・ダラーラ、アシスタントエンジニアのパオロ・スタンツァーニ(ともに30歳)による、平均年齢29歳というランボルギーニ史上最年少によるチームにて伝説となる「ミウラ」を誕生させています。

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ミウラは「初の大排気量ミドシップスポーツ」としても知られますが、固定概念にとらわれない若いチームだからこそ、こういったチャレンジを行うことができたのかもしれませんね。

ランボルギーニ・ミウラSV
ランボルギーニ・ミウラSVは今年で50周年!ミウラSVで「まつ毛」が採用されなかったのは「製造に手間がかかるから」だった!

さて、ランボルギーニが「ミウラSVが50周年を迎えた」と発表。ミウラシリーズ最初の市販モデルであるミウラ「P400」は1966年に発売されており、その後1968年には「ミウラS」、そして1971年には ...

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ランボルギーニ・ミウラの車高は史上もっとも低かった

ランボルギーニによると、「60年代、スポーツカーを開発するデザイナーの頭の中では、低い車高としなやかな空力的フォルムが最も重要な要素だった」といい、そのためミウラの全高は105.5センチという、自動車史上最も低いフォルムが与えられています。

これはちょっと意外な事実であり、このほかに低いと思われるロータス・エスプリの111.1センチ、ロータス・ヨーロッパの106.7センチよりもたしかに低いようです。

ちなみにミウラのデザインにおけるインスピレーションは「アルファロメオ・カングーロ(AlfaRomeo Canguro)」であったといい、1964年開催のパリ・モーターショーにて、パオロ・スタンツァーニとジャンパオロ・ダラーラがこのクルマを目にし、これをデザインしたベルトーネにミウラ(のデザイン)を依頼した、と言われています。

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ランボルギーニ・ミウラはなぜ人気にもかかわらず7年で生産が打ち切られたのか?そしてそのデザインルーツとは?知られざるミウラの謎に迫る

| ランボルギーニ・ミウラ生産終了には謎が多い | さて、東洋経済オンラインにて、「ランボルギーニ・ミウラがたった7年で生産中止になった理由」という記事が公開に。ランボルギーニ・ミウラは1966年のジ ...

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ちなみに改造車でもっとも車高が低いのは48センチ、コンセプトカーだと84センチ(ストラトス・ゼロ)、レーシングカーからのコンバートだとアルファロメオ ティーポ33ストララダーレの99センチ。

世界で最も車高が低い車「ベスト10」。一番低いのは48センチ(!)、カウンタックよりミウラのほうが低かった

| 世界で最も車高が低いクルマは48センチしかなかった | 古今東西、「車高(全高)の低いクルマ」トップ10。 市販車、ワンオフ、コンセプトカー問わずの内容となっていますが、まず最も低いのは「フラット ...

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ランボルギーニのクルマは現代でも圧倒的な低さを誇り(1200ミリを大きく切っている)、ウラカン、アヴェンタドールともにマクラーレンやフェラーリよりも低い数字です。

マクラーレンはかろうじて1200ミリを切り、フェラーリはこれまで1200ミリ以上のクルマが多かったものの、SF90そして296GTBでは1200ミリを下回る全高を実現しています(それでもランボルギーニよりは数センチ高い)。

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ランボルギーニLM002は史上初のスーパーSUVだった

ランボルギーニLM002はもともと軍用車として開発され、しかしコンペに敗れて市販車に(改良のうえ)転用されたという歴史を持っています(Mはミリタリーを意味している)。

アルミニウムとファイバーグラス製のボディに、四輪駆動、セントラル・ロッキング・ディファレンシャル付き2速トランスファー・ケースを搭載し、最大120%の傾斜にも対応する史上初のスーパーSUVであり、搭載されるエンジンははんと当時のカウンタックと同じV12。

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1986年から1992年にかけて、300台が生産されています。

もちろん、このDNAは「ウルス」へと受け継がれているのは周知の通り。

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ランボルギーニがウルスのルーツ「LM002」を振り返る。カウンタックのエンジン搭載、モンスターSUV

ランボルギーニ・ウルスの先祖、「LM002」を振り返ってみよう ランボルギーニ・ウルスは12/4に公開されることが決まっていますが、その前哨戦としてランボルギーニはその祖先とも言える「LM002」につ ...

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カウンタックはシザースドアを持つ最初のクルマだった

ランボルギーニといえばカウンタック、カウンタックといえばシザースドア(ガルウイングとして一般には認知される)。

シザースドアはデザイナーであるマルチェロ・ガンディーニが考案したもので、この技術を採用したのは、美観だけではなく、上方向に開くことの実用性を考慮したためだとされています。

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カウンタックを横から見るとよくわかるのですが、V12エンジンを縦に搭載したためキャビンが前方へと寄ることになり、そのためにドア前方下部とホイールハウスとの距離が取れず、通常のクルマのように垂直なラインを持つドアを採用できなかったわけですね。

そして、このドア形状のまま「横開き」にすると、乗降の際には大きくドアを開く必要があり、そうしたとしても(カウンタックの構造上)不便だということで、「足元を広く取ることができる」上開き式のドアを採用したと言われます。

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そして、このドア構造によってバック時にはドアを開けて後方を確認できるようになり(いわゆるカウンタックリバース)、後方視界の悪さや、長いドアを開けられないような狭いスペースでの駐車や乗降にかかわる問題を解決することが可能となっています。

そしてこのドアはそれ以降のランボルギーニのV12モデルすべてに採用されていて、ムルシエラゴ、レヴェントン、ヴェネーノ、チェンテナリオ、アヴェンタドール、シアン、そしてカウンタックLP800-4に至るまで、「ランボルギーニの12気筒モデルのDNAに欠かせない特徴」となったわけですね。

ランボルギーニ・カウンタックはなぜ17年も継続生産され、なぜ1989年に生産を終了せねばならなかったのか?

| カウンタックは今でもランボルギーニの精神的支柱でもある | 東洋経済にて、”倒産を乗り越えた!「カウンタック」の神通力”という記事が掲載に。これはカウンタックが17年も製造されたことに焦点を当て、 ...

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参照:Lamborghini

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