| 比較的挙動がマイルドなFR、そして電子制御が行き届いたGRスープラでも容易にグリップを失うようだ |
やはり自慢しようとするとそれなりの危険性が伴う
さて、「カーイベント開催中や、その帰りに事故」というのは一つの定番ですが、その理由は大きく分けて3つあるものと思われ、ひとつは「イベントにて興奮状態になっており、思いっきり走ってみたいという気分になる」、2つ目は「イベントで見たスーパーカーと同じような走りができると思いこんでしまう」、最後は「ギャラリーに対し、いいところを見せたくなる」というものかもしれません。
そしてこの度もイベントにてGRスープラがクラッシュしており、「いいところを見せようとした」ものの、その代償が大きかったという例になりそうです。
その事故はこうやって起こった
今回カナダにて起きたクラッシュについて、カーミーティング中にGRスープラが姿勢を崩し、スピンして縁石にぶつかり、そのまま(横に)何回転かしてしまう(ように見える)というもの。
幸いなことに乗員は無事だったそうですが、GRスープラのダメージは相当なものであることもわかります。
事故の原因については明らかではないものの、「直ドリ失敗説」「右折からの加速でバランスを崩してスピン説」とがあり、動画を見る限り、ぼくとしては後者なんじゃないかと推測(直線加速の早い段階で、すでに車体が傾いている)。
なお、てとつもないパワーを誇るアメリカンマッスルや、ピーキーな挙動を持つミドシップスーパースポーツであればこういった事故にも納得できますが、387馬力しかしBMW渾身の車体制御技術を持ち、挙動がマイルドと言われるFRレイアウトを採用するスープラでも容易に安定性を失っているので、パワーや駆動方式にかかわらず、どんなクルマであっても運転には注意を要するということを再確認させられます。
このGRスープラはディーラーからの借り物?
そしてもうひとつ明らかではないのが、このGRスープラはいったい誰のものなのか。
運転していたのはティンエイジャーのようですが、一つの説は「このGRスープラはディーラーからの借り物で、乗っていた若者たちが自分の車であるかのように振る舞い、事故を起こした」。
そしてもうひとつは「このGRスープラは、事故を起こした若者たちの所有である」。
事故を起こした若者側、主催者側、そしてギャラリーのコメントなどでそれぞれ食い違いがあるものの、それだけ現地では大きな論争を呼んでいるのかもしれませんね。
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参照:Reddit