フェラーリがF8トリブートの自社カスタムを公開！シルバーにシルバーのストライプ、そしてシールドエンブレムは「ペイント」仕上げ

｜　陰影が出やすいシルバーだとその複雑なデザインがよくわかる　｜

近年のフェラーリで「シルバー」を選ぶ例はかなり珍しい

フェラーリは自社によるパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」を持ちますが、今回はそのテーラーメイドにてカスタムしたF8トリブートを公開。

テーマは「クラシックとスポーツとの間（はざま）」だとされ、ボディカラーは「Grigio Coburn」、ストライプは「 Argento Nurburgring」だと紹介されています。

F8トリブートは458イタリアの延長線上にあるクルマではあるものの、この印影のつきやすいボディカラーを見るに、ピニンファリーナデザインの458イタリアに比較し、フラビオ・マンゾーニ氏率いるフェラーリのインハウスデザインを持つF8トリブートはかなり複雑なラインそして面をもつことがわかりますね。

ホイールも見た感じではGrigio Coburnにダイヤモンドカット、そしてフロントフェンダー上のシールドエンブレムは七宝焼ではなく「ペイント」仕上げを持つようです。

インテリアは「スポーツ」

エクステリアが「トーン違いのシルバー2トーン」というクラシカルな仕様を持つのに対し、インテリアには鮮やかなレッドが用いられ、シートベルトもレッド、そしてヘッドレストにはフェラーリのシールドエンブレム。

ただしフロアやダッシュボード、センタートンネルなどインテリアの基本はブラック仕上げとなり、そこへ効果的にレッドがアクセントとして用いられています。

フェラーリはニューヨークとマラネロに「アトリエ」を構える

なお、フェラーリはこの「テーラーメイド・プログラム」を体感できる「アトリエ」をニューヨークとマラネロに構えていますが、ここでは様々なサンプルを見ながら打ち合わせができる、とのこと。

日本のフェラーリ正規ディーラーにも様々なサンプル、そしてコンフィギュレーターが設置されていますが、このアトリエではそれがいっそう充実しているようですね。

このフェラーリ「テーラーメイド」でのカスタムは事実上「無限」のバリエーションを誇り、しかしあまりにその選択肢が多いため、カスタムの基準としてモータースポーツを意識した「Scuderia（スクーデリア）、フェラーリのルーツに焦点を当てたClassica（クラッシカ）、最新の素材や技術を用いたInedita（イネディタ）」の3つが設けられています。※もちろんこの範囲にカスタムを収める必要はない

JUN

レザーだけでもスゴい種類だ！

フェラーリと言うと、そのブランドイメージやリセールを考慮して「レッド（レッドだけでもたくさんの種類がある）」を選ぶ場合が多いようですが、近年では「フェラーリらしくない」選択をするオーナーも多数。

さらにはこのテーラーメイドにて様々なカスタムを行うケースが見られ、イベントとなると様々な仕様を持つフェラーリが集まることになり、ぼくらの目を楽しませてくれるのは嬉しい限りですね。

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参照：Ferrari（Facebook）