>フェラーリ

フェラーリが「F40のレースカーをモチーフ」とした488ピスタのカスタムを公開!ロッソコルサ、ジアッロモデナを配してフェラーリにおけるモータースポーツの歴史を表現

フェラーリが「F40のレースカーをモチーフ」とした488ピスタのカスタムを公開!ロッソコルサ、ジアッロモデナを配してフェラーリにおけるモータースポーツの歴史を表現

| 縦ストライプなし、上下塗り分けのフェラーリ488ピスタは「新しい」 |

なお、なぜこのカラーが選ばれたのかは非公開

さて、フェラーリは継続的に自社のパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」にてカスタムした車両を紹介し続けていますが、今回はF40のレースカーに用いられたカラーリングへのオマージュとなる個体を公開。

なお、フェラーリ「テーラーメイド」でのカスタムは事実上「無限」のバリエーションを誇りますが、カスタムの基準として「Scuderia(スクーデリア)、Classica(クラッシカ)、Inedita(イネディタ)」の3つが設けられ(これらの制限内に収まる必要はない)、たとえば「スクーデリア」だと下記のように紹介されており、今回の488ピスタについてはモータースポーツを意識したものなので、「スクーデリア」をベースにしたということになりそうですね。

レースは常にフェラーリのDNAの核心です。このプログラムは、ラバーコーティング・レザー、テクニカル・ファブリック、ケブラー、ハイテク・マイクロファイバー、カーボンファイバートリム、マット・サテン仕上げのメタルなど、レースで培った特別なマティリアル・シリーズで、フェラーリのDNAに敬意を表しています。

2021-07-18 7.14.32

そのカラーリングは限りなく「フェラーリのDNA」をイメージ

このフェラーリ488ピスタのボディカラーはビアンコ・アークティック(ホワイト)、そしてボディアンダーのラインはロッソ・コルサ(レッド)、その下はジアッロ・モデナ(イエロー)。

フェラーリ=レッドというイメージがありますが、実際のところフェラーリは多種多様なレッドを揃えていて、しかしその中でもロッソ・コルサはモータースポーツともっとも関わりが深いカラーのひとつであり、「初代スペチアーレ」、288GTOのボディカラーはロッソ・コルサのみ(488ピスタのイメージカラーもロッソ・コルサ)。

フェラーリに採用されるボディカラー「レッド(ロッソ)」の違い
フェラーリはどれだけレッドが好きなのか!現在選べるレッドは11色、そしてそれぞれの違いはこうなっている

| ポルトフィーノMだと標準色28のうち、8色がレッド系 | さらに「テーラーメイド」ではほぼ無限のレッドの選択が可能だと思われる さて、フェラーリというと「レッド」というイメージがあるかと思いますが ...

続きを見る

そしてジアッロ・モデナもまたフェラーリをもっとも的確に表現するカラーのひとつだといえ、現代のフェラーリ各モデルのボディカラーには必ずと言っていいほど用意されていますね(エンブレムを見てもわかるとおり、フェラーリのカンパニーカラーはもともとイエロー)。

2021-07-18 7.14.38

つまり「もっともフェラーリっぽいカラー」を用いて表現したのが今回の488ピスタということになりますが、その背景については説明されておらず、なぜこの「7番」のF40を選んだのかは明かされていません(488ピスタの主は、このフェラーリF40のオーナーなのかもしれない)。

フェラーリのターボは40周年

なお、フェラーリは「初のV6エンジン」を積んだフェラーリ、296GTBを発表していますが(厳密に言うとディーノはフェラーリブランドからの発売ではなかった)、フェラーリのターボエンジンは今年で40周年。

その記念として現在フェラーリ博物館(ムゼオ・フェラーリ)ではF40が展示されているようですね。

今日のフェラーリ296GTB納車待ち。ついにボクの296GTBが完成、納車予定は「注文してから3年後」の2025年2−3月予定
今日のフェラーリ296GTB納車待ち。ついにボクの296GTBが完成、納車予定は「注文してから3年後」の2025年2−3月予定

| ちなみにボクはフェラーリ296GTBの納車を急いでいない | 状況のなすがままに気長に納車を待ちたいと思う さて、先々月あたりから急速に動いているぼくの(発注済であった)296GTBのステータス。 ...

続きを見る

参考【動画】ブルネイ国王はフェラーリF40を11台、すべて異なる仕様でピニンファリーナにカスタムさせていた!

| そのカーコレクションが破格なのは知っていたが | 所有するエキゾチックカーについて、様々なウワサのあるブルネイ。ブルネイは天然資源を多く持つ裕福な国として知られますが、同時に国王(スルターン)のカ ...

続きを見る

ちなみにF40は1987年に登場し、そのエンジンは2.9リッターV8ツインターボ。

その前の「スペチアーレ」である288GTOはは2.9リッターツインターボエンジンを積みますが、それでも「40周年」には届かず。

じゃあ40年前に登場したフェラーリ初のターボエンジン搭載車って何なの?となりますが、これはF1マシンである「126CK」。

DSC04133

126CKは「120度のV6エンジン(296GTBと同じ)、コンプレッサー(Compressor)、KKK社製のタービン」を意味しており、1981年のF1グランプリ開幕戦に登場したのち、5月31日のモナコグランプリにて優勝(ドライバーはジル・ヴィルヌーヴ)。

これはフェラーリにとって初の「ターボエンジンによる勝利」、そしてモナコGPにおいて「はじめてターボエンジンが勝利を納めたレース」であったそうですが、当時としては相当に革新的な出来事であったようで、1981年8月にはタイム誌の表紙をこの126CKが飾ることとなっています。

合わせて読みたい、フェラーリのカスタム関連投稿

フェラーリが「テーラーメイド」にてカスタムした車両を公開。F2007(F1)風の458スペチアーレ、212インター風の488スパイダーなど

| フェラーリのパーソナリゼーションプログラム、「テーラーメイド」は想像したよりも遥かに色んなことができそうだ | フェラーリのパーソナリゼーション部門、「テーラーメイド」。現代のスーパーカーは「速く ...

続きを見る

フェラーリ488ピスタ(カスタム)
「カスタムはルールに従わない」!フェラーリが公式にてフェラーリっぽくない仕様を持つ488ピスタを公開 

| 様々な仕様を持つフェラーリが増えるのは見ていて楽しい | ここ最近、自身のFacebook経由にて「カスタム車両」を発信しているフェラーリ。これまで488ピスタ、488ピスタ・スパイダー、ポルトフ ...

続きを見る

フェラーリが公式にて488ピスタ3台のカスタムを公開!モータースポーツを意識した個体に加えフェラーリのエレガントさを反映させた仕様も

| フェラーリはボディカラーやアクセント、素材の変更にてレーシーにも優雅にも変身する | さて、このところ立て続けに自社のパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」にてカスタムした車両を公開しているフ ...

続きを見る

参照:Ferrari

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->フェラーリ
-, , , , , , ,