| 通常レプリカというと嫌悪の対象ではあるが、この人達はプラモデル感覚でその「出来栄え」を競っているようだ |
自分がレプリカを購入したり作ることはまずないが、見ているぶんにはとても楽しい
さて、世の中には多数の「レプリカ」が存在し、通常レプリカというと嘲笑の対象となるものの、今回イギリスにて「ストーンレー・ナショナル・キットカー・ショー」が開催され、驚くべき出来栄えを持ったレプリカたちが集合して世界を驚かせることに。
「キットカー」とは自分でクルマを組み立てるもので、いわば「1/1サイズのプラモデル」のようなものであり、そう考えるとキットカーを組み立てるというのは「自分の好きなクルマのプラモデルを組み立てる」ようなものなのかもしれません。
もちろん上のフェラーリF430もレプリカですが、ちょっとフロントの車高が高いことを除けば、これをレプリカだと見破るのは困難だと思います。
そのほかにはこんなレプリカが集合している
そして会場には古今東西、様々なクルマをモチーフにしたレプリカたちが集合しています。
まず、やはり多いのはシェルビー・コブラ。
こちらについては、もともと多数のキットカーやレプリカが販売されているので、「レプリカの定番」だとも言えそうですね。
こちらはアリエル・アトム(のレプリカ)。
こんなクルマまであろうとは・・・。
ランボルギーニ・ディアブロ・ロードスター。
フロントバンパーに違和感が残るものの(フロント部のボディパネルが一体成型なのかも)、かなりよく出来ているようですね。
リアから見ると完全に本物。
このディアブロも本物にしか見えない・・・。
このカウンタックもやはり本物との違いがわからないレベル。
なお、今回のイベントで1.2を争うほどの出来栄えだったのがこのカウンタックLP5000Sとのこと。
内装もかなり作り込まれており、メーターのクロームのリングがピカピカすぎることや、シフトブーツなどに(本物との)相違がありますが、総じて完璧に近い再現度です。
リアだとアンテナが「?」といったところですが、ここまでの再現性を誇るのは、「ベース車を持たず」、ゼロベースにて自由な設計ができるキットカーだからなのかもしれません。
やはりフェラーリも大人気
そしてレプリカだとランボルギーニと勢力を二分するのがフェラーリ。
これらがすべてレプリカだとは信じられない・・・。
ちょっと車体が小さいようにも見え、しかし一見すると「本物」。
どう見ても本物!
ウインカーは本物のパーツを流用しているのかも。
なお、ホイールセンターキャップの周辺あたりが「ちょっと」本物と違うようにも思えますが、とにかく本物っぽいフェラーリのレプリカたちですね。
エンジンルームもよく作り込まれていますが、よくよく見ると、エンジン自体が「フェイク」のようにも。
ちょっとシルエット的に無理が感じられるフェラーリF40(ヘッドライトはフェアレディZ)。
こちらはキットカーではなく、なんらかのベース(ポンティアック・フィエロなど)があるのかもしれませんね。
なお、動画を見る限りでは、クラシックフェラーリのベースにマツダ・ロードスター(NA)を用いている例も少なくないようです。
その他にはこんなレプリカも
そしてこちらは超絶クオリティのフォードGT。
「ランチア・ストラトスのレプリカ同好会」の皆さん。
こういったクラシックレーシングカーのレプリカを楽しむのは「いい趣味」かもしれません。
そして信じがたいのがこのポルシェ911GT3RS。
これもなんとキットカーだそうですが、一部本物のパーツを使用しており、やはり「どう見ても本物」。
スーパーカーやクラシックカー専門の「レプリカ」イベントを紹介する動画はこちら
参照:AdamC3046