| やはり馬力は嘘をつかないようだ |
ドラッグレーサーが馬力にこだわるのもよくわかる
登場から10年以上経過したといえど日産R35 GT-Rは「もっとも加速に優れるクルマ」の一台ですが、今回Carwowが「1,050馬力」「1,000馬力」「650馬力」という出力が異なる3台のGT-Rの加速をテストすることに。
R35 GT-Rは2009年に発売され、発売されるやいなや「スーパーカースレイヤー」の名をほしいままにし、当初こそは様々な制限によって改造が難しかったものの、現在では様々なチューナーがカスタムを施しています。
GT-Rの泣き所はトランスミッションだった
R35 GT-Rの無いどころはそのトランスミッションで、高トルクをかけると(発進時であっても)トランスミッションが壊れてしまうことがあったものの、その後GT-R自体が改良によってパワーアップしてゆくとともにトランスミッションの耐久性も向上し、チューナーもまたそのトランスミッションに対応する方法を見つけ出すことによって大幅にタイムを向上させる方法を見つけ出したようですね。
そして今回の3台について、この「1,600馬力」はもう別次元の改造が施されていると考えてよく、ドラッグレースに特化するためにタイヤとホイールもドラッグレース専用品へ。
さらには加速を重視するために抵抗となるリアウイングを取っ払い、かわりにトランクを後方へ延長して高速安定性を確保するエアロパーツが装着されています。
エンジンルーム内も美しくカスタムされ、ありとあらゆる場所に手が入っていると考えて良さそうですね。
「1,000馬力」版のGT-Rは外観やタイヤ・ホイールも「ほぼノーマル」。
「650馬力版」も同様で、ノーマルに近いセットアップを持っています。
実際に走ってみたらこうなった
そしてここからは実際にこの3台のGT-Rがドラッグレースを走った状況。
3台のGT-Rが並ぶとさすがに壮観ですね。
そしていざレーススタートなりますが、その出だしから1,600馬力GT-Rは圧倒的な加速を見せており、ルームミラーにぶら下げている物体が大きく後ろに振れていることからも常軌を逸した加速を持つことがわかります。
さすがのマットもこの表情!
そして1,600馬力GT-Rは異次元の加速を見せて独走し・・・。
ゼロヨンを驚愕の9.2秒で走破!
1,000馬力版GT-Rは10.3秒で駆け抜けています。
650馬力版は11.3秒。
それぞれ約1秒ほど差があるということになりますが、それぞれ「パワーの差だけ」タイムを削ることができていて、いかにパワーが重要であるかもわかりますね。
1,600馬力、1,000馬力、650馬力のGT-Rがドラッグレースを走る動画はこちら
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参照:carwow