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【動画】米ヘネシーが「2,000馬力オーバー、価格3.4億円」の6輪ハイパーGT計画を公開!贅沢な4人乗り、豪華仕様のグランドツアラー

【動画】米ヘネシーが「2,000馬力オーバー、価格3.4億円」の6輪ハイパーGT計画を公開!贅沢な4人乗り、豪華仕様のグランドツアラー

| さすがアメリカのチューナーならではの雄大な発想 |

こういったクルマを「考え」はしてもなかなか実行することはできない

さて、先日「顧客向けのヴェノムF5の納車を開始した」とアナウンスしたばかりのヘネシー。

今回はなんと6つのタイヤと6つのモーターを備えるハイパーGT「プロジェクト・ディープスペース」なる新型車の構想を公開しています。

このプロジェクト・ディープスペースは運動性能を誇る「スポーツカー」ではなく、その代わりに電気自動車としての特徴を活かした「快適に長距離を移動できるグランドツアラー」として設計されている、とのこと。

ヘネシーが1817馬力、最高速512km/h、そして世界でもっともパワーウエイトレシオに優れるハイパーカー「ヴェノムF5」の納車を開始
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その出力は2,000馬力を遥かに超える

そしてヘネシー創業者であるジョン・ヘネシー氏によれば「2,000馬力を遥かに超える出力を持ち、大人4人が乗ることができ、4つのゴルフバッグも搭載可能」。

全長は6メートルをゆうに超えるといいますが、その室内空間は「贅沢な余裕をもって」設計されており、シートは「ひし形」に4つ配置されています。

ドライバーはこのクルマの一列目そして中央に座り、二列目シートは二人がけ、そして3列目はフルリクライニング可能なキャプテンシート。

ティアドロップ状のキャビンを見ても「マクラーレン・スピードテール」に大きな影響を受けたであろうことがわかりますが、異なるのはやり「3列目シート」であり、ここがVIP席ということになりそうですね。

2026-Hennessey-Project-Deep-Space-2

車体はヘネシーの専用設計

当然のことながら、この車を支えるプラットフォームも全く新しいものになり、カーボンファイバー等の軽量素材を使用したシャシーとボディパネル、そしてヘネシー社が市販車としては最大と見込んでいる大型のガルウィングドアを備えています。

6メートル超というシャシーの長さはすなわち「巨大なバッテリーを搭載できる」ことを意味しており、ヘネシーはその航続距離については "信じられないほど長い "と語っています(この技術はコスワースが開発している、とアナウンスされている)。

ヘネシーはチューナーとしては長い歴史を持つものの、自動車メーカーとしてはまだまだ新しく、よって「記録」「数字」によってその存在感を示さねばならず、よってこれまでにも「ヴェノムGTスパイダー」にて世界最速記録を樹立し、さらにはヴェノムF5にてブガッティ・シロンスーパースポーツ300+を超える速度を狙おうとしているわけですね。

そして今回はこのプロジェクト・ディープスペースにて「2,000馬力オーバー」という世界最高クラスの出力を実現し、そして0-200 mph(0-322 km/h)の加速では地球上で最も速いクルマたらんことを目指しているということになりそうです。

2026-Hennessey-Project-Deep-Space-1

「ジョン・ヘネシー氏によれば「私は何十年もの間、世界最速の加速を実現する自動車を作り続けてきましたが、それらは常に機械的なグリップによって性能が制限されていました。しかし6輪の電気推進がその解決策です。この技術は、このセグメントでは前例がなく、先進的で革新的です。私たちのデザイン・エンジニアリングチームは、未来を受け入れることに興奮しています」とコメント。

ヘネシー社によれば、プロジェクト・ディープスペースは2026年に生産可が開始され、価格は300万ドル以上(約3億4000万円・・・)で、105台の限定生産を予定している、とも明言されています。

なお、このプロジェクト・ディープスペースはヘネシー社が今後10年間で生産を予定している「3つの全く新しい製品」のうちの1つであり、よってまだまだこれからも「びっくりどっきりメカ」が登場するということになりそう。

ちなみにこの「6輪」コンセプトは(国土が広大な)アメリカでは非常に高い人気を誇るといい、これまでにもレズヴァニのほか、ヘネシーはじめ数々のチューナーが「6輪化」カスタムを公開しています。

ただしこれまでに「オンロード」でこの6輪を実現した例はなかったと認識しており、よってこのプロジェクト・ディープスペースはひとつの革命的な存在となりそうですね。

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ヘネシーがプロジェクト・ディープスペースを紹介する動画はこちら

参照:Hennessey Performance, Manny Khoshbin

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