| M3セダンは多くの批判を浴びたが、M3ツーリングは多くの人が待ち望んでいるようだ |
ただし主戦場である北米市場ではワゴンボディの人気が高くはない
さて、BMWは2022年の早いうちに「Mモデル初の」ワゴンボディ「M3ツーリング」を発表する予定ですが、今回その最新ティーザー動画を公開。
今回のティーザー動画の舞台となったのは「M」らしくない雪山で、このM3ツーリングが雪山の中を思う存分ドリフトするという内容となっています。
なお、このM3ツーリング(名称は未定)については世界中から熱い視線を注がれており、「これ一台ですべてをまかなえるクルマ(ワン・カー・ソリューション)として大きな期待が持たれているようですね。
G80世代のM3は「異例」づくし
なお、現行G80世代のM3について、これまでの常識を覆す挑戦が続いており、まずはなんといってもM3史上初の「4WD」が導入されたこと。
加えてデュアルクラッチ式トランスミッションを捨て去ってFZ製のトルコン式8速ATを備え、例の「巨大キドニーグリル」にてダメ押しすることとなっています。
もちろんこういった変更は、BMWが「より良いM3を作るため」に考えて考えて考え抜いた際の決断であったと認識していますが、結果的にBMWは多くのM3ファンを怒らせることとなったようですね(自動車メーカー側の決断が消費者に受け入れられないことはままある)。
ただしこのM3ツーリングについては、これまでの「Mの文法」から大きく外れるものの、多くの人が待ち望んでいると言われ、となると皆が望んでいたのは「ピュアでシンプルなM3ではなかった」ということになり、もういったい何なのといった感じ。
そして、実際にM3ツーリングの方がM3セダンよりも「数が出たり」すると、これまたびっくりということになりますね。
それはともかくですが、今回のティーザー動画では、新型M3ツーリングが雪上を思いっきりドリフトしており、つまりは後輪に大きく(もしくは100%の)パワーを振り分けることが可能だと考えて良さそうです。
そしてドリフトを繰り返して雪上に描いたのは「2022」の文字。
BMWからの「新年のお祝い」だとも受け取ることができますが、M3ツーリングにて「2022」の文字を描いた以上、その発表が今年後半になるとも思われず、おそらくはあと数ヶ月内には発表されると考えていいのかもしれません。
BMWがリリースした新型M3ツーリングのティーザー動画はこちら
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参照:bmwm(Instagram)