| 通常のブロンコとは異なるありがたさが漂ってくる |
1966年の初代ブロンコ、1979年のフォード”パパモビル”ブロンコへのオマージュ
さて、先日「子どもを持たずにペットを飼うのは身勝手だ。父性や母性の喪失につながる」とヴァチカンでの一般謁見にて語り、一部で反対意見が大きく噴出したフランシス教皇。※ぼくもこれには賛同しかねる
それはさておきですが、今回「ポープ・フランシス・センター」とのコラボレーションにて、フォード・ブロンコ ポープ・フランシス・センター・ファーストエディション」(Bronco Pope Francis Center First Edition)なるローマ教皇とのコラボモデルが1台のみ製作され、オークションに出品される、と発表がなされています。
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落札代金はチャリティーへ
そしてもちろん、このブロンコの落札代金はチャリーティーに回されることになり、デトロイトにあるポープ・フランシス・センターが進めているホームレス救済プロジェクトに充てられる、とのこと。
なお、この車両はザ・サバーバン・コレクションのCEO、デビッド・フィッシャーJr.氏によって提供されたものだといい、となるとフォードが製作したわけではない、ということになりそうですね。
そこでこのブロンコ ポープ・フランシス・センター・ファーストエディションの仕様を見てみると、そのボディカラーは高貴なウインブルドンホワイトにペイントされ、スチールホイール他各部もホワイトへ。
さらにはフォードパフォーマンス・モジュラーメタルバンパーとグリルがアイコニックシルバーで仕上げられています。
また、ドア下部やボンネットの一部、ドアミラーやホイールにはラピッドレッドのアクセントが施されてコントラストを強調することに。
ルーフにはLEDライトバー、サイドポッドライトなどが装着され、ノーマルのブロンコとは一線を画す仕上がりとなっています。
そしてフロントフェンダーにはポープ・フランシス・センター・バッジ。
キャビンでは、エクステリアと同様にウィンブルドン・ホワイトをセンターに配したツートンカラーのシートを採用しており、ダッシュボードの "BRONCO "レタリングはボディ上のアクセントと呼応すすべくレッドで仕上げられているようですね。
フォードは過去に「パパモビル」を製作したことも
なお、フォードは1979年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世が(アメリカを)訪問した際、教皇専用車としてブロンコをカスタムしたことがあるといい、今回オークションに出品されるブロンコの「ウインブルドンホワイト」はこの際のブロンコ(1908年モデルのブロンコXLT)と同じカラーなのだそう。
更に今回のブロンコは、1966年に発売された初代ブロンコへのオマージュも盛り込まれているといい、ブロンコファンにとってはたまらない一台なのかもしれません。
ちなみにこちらが当時のフォード”パパモビル”ブロンコですが、リアには法衣を着用した教皇が乗り降りしやすいようにステップも取り付けられていますね。
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