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【動画】F1に匹敵?バーレーンGPにてアストンマーティンが「ノー・ルール・ハイパーカー」ヴァルキリーAMR Proを走らせる様子を一般公開

2022/03/22

【動画】F1に匹敵?バーレーンGPにてアストンマーティンが「ノー・ルール・ハイパーカー」ヴァルキリーAMR Proを走らせる様子を一般公開

| レギュレーションに縛られなければ、クルマはいったいどこまで速く走ることができるのかには非常に興味がある |

アストンマーティン・ヴァルキリーAMR Proは訓練を受けていないと失神する速さだというが

さて、アストンマーティンがバーレーンGP開催に合わせて自社のサーキット走行専用モデル「ヴァルキリーAMR Pro」の走行風景を公開。

ヴァルキリーAMR Proは市販モデルのヴァルキリーをサーキット走行に特化した仕様へとアレンジしたもので、搭載されるのは6.5リッターの自然吸気V12エンジン、そしてこのエンジンは「自然吸気史上もっとも高い出力」である1000馬力を11,000rpmにて発生させます(正確なスペックは現時点で未定)。

バーレーンでは予選開始前に1周を走り、決勝前にもまた数周走行を行ったそうですが、現代のF1マシンが失った「V12サウンド」を轟かせ、多くの人々を魅了したことは造像に難くありません。

アストンマーティン・ヴァルキリーAMR Proの生産台数は40台

このアストンマーティン・ヴァルキリーAMR Proの生産は限定40台に絞られ、購入権はヴァルキリーのオーナーに対して優先的に与えられるといいますが、アストンマーティンは以前に「ヴァルキリーAMR ProはF1マシンより速く、訓練を受けていないと失神してしまうほどの速さである」と主張。

なお、ここまでの速さを実現できるのは、既存モータースポーツのいずれのカテゴリにも属すことを想定しておらず、それらのレギュレーションにも縛られていないため。

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バーレーンでは、アストンマーティンの開発ドライバーであるダーク・ミュラー氏がヴァルキリーAMR Proをドライブし、プロトタイプながらもF1マシンに近いパフォーマンスを発揮したと述べ、さらに「信じられない。このクルマは別格だよ。今まで乗ったどのクルマよりも、性能的にはF1マシンに近い。パワー、ハンドリング、グリップ、すべてが完璧だ」とコメントしています。

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アストンマーティンCEOのトビアス・メアース氏は、このクルマが最高のパフォーマンス・エンジニアリングを象徴していると自信を見せていて、「私たちのテストドライバーは皆、非常に成功しているレーシングドライバーですが、このクルマに畏敬の念を抱いており、その理由は簡単に理解できます。ヴァルキリーAMRプロは、F1の性能レベルに近づいており、これまでで最も過激なアストンマーティンだからです」とも語ることに。

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できればこのヴァルキリーAMR Proでル・マン24時間レースに参戦してほしかったが

なお、アストンマーティンはかつてル・マン24時間レース「ハイパーカークラス(LMH)」への参戦を行うと発表しており、その際に使用するレーシングカーがヴァルキリーAMR Proだったのだと思われます(ただ、それ以前からヴァルキリーAMR Proの計画が存在していたので、ル・マンのためにこのクルマを開発したのではない)。

しかしながらコロナウイルスのパンデミックによって一気に業績が悪化し、ついには経営者そして経営陣が交代することになってしまい「ル・マン24時間レース参戦」の計画も泡と消えることに。

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その後アストンマーティンはヴァルキリーAMR Proの路線を変更することで現在のヴァルキリーAMR Proへと至っていますが、ヴァルキリーAMR Proは(ル・マン24時間レースが開催される)サルテ・サーキットをLMP1レーシングカーよりも速く走ると言われるだけに、ル・マン不参加が残念でなりません(財政的な理由なので仕方がない)。

アストンマーティンがインスタグラム上で公開したヴァルキリーAMR Proの走行風景はこちら

参照:Autocar, astonmartinlagonda

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