| 正直、ETCXが普及するとボクとしては非常にありがたい |
ただし現時点では使用できるところが「ほとんどない」のが残念だ
さて、最近よく聞く「ETC X」。
いったんなんぞや?ということで簡単に調べてみたので、ここで紹介してみたいと思います。
このETC Xについてひとことでいうと、ETCソリューションズ株式会社が提供する、(高速道路以外の場所でも)「クルマに乗ったままキャッシュレス決済を行う」システムであり、たとえばガソリンスタンドや、ファストフードのドライブスルーなどでも、既存のETC車載器とETCカードを利用して決済を行うことができるというもの。※タイムズETCのようなイメージ
よって従来の「高速道路を通行する」ETCとはまったく別のサービスで、従来のETCと違うものだったり、ETCがこれに置き換わるわけではなく、ETCにアドオンされる新サービスだということになりますね。
利用に関しては(ETC車載器とETCカードがあれば)オンラインにて「5分で」完了し、特別な手続きや物理的な変更、年会費や登録料は不要です(さっそく登録してみたが、クレジットカードとETCカードを手元に用意しておけば、ID/パスワードと住所連絡先等を入力するだけでOK)。
ETC Xはどこで使えるのか?
現在ETCXが利用できる施設はこちらにまとめてありますが、現時点では(日本道路公団=NEXCOが運用しているのとは別の)有料道路が5つとガソリンスタンドが1つ掲載されているのみ。
つまり今の段階では「ほぼ使えない」ということになるものの、今後は駐車場、レジャー施設、ドライブスルー等にも拡大するようですね(現在は終了しているが、ケンタッキー・フライドチキンのドライブスルーで導入実験を行っていたようだ)。
これら施設の利用に関しては(おそらく通信のため)一旦停止を行う必要があるそうですが、こういった施設においては、ETCXを利用しなくても停車しないといけないため、とくに不便はないかと思います。
むしろ支払いのために降車したり、料金所にクルマを寄せる必要がなく、左ハンドル車のオーナーや、スーパーカーオーナー、大きな車のドライバーにとっては非常にありがたいかもしれません。※ただ、ガソリンスタンドなどで、特定の割引を受ける手続きを踏む場合などには(そのプロセスを踏まず勝手に通信するので)ETCXは対応できないものと思われる
実際のところ、ぼくもこのETC Xには相当な可能性を見出していますが、なんせ現段階では利用できる施設が少なく、そして今後の見通しも不明であり、しかしこのサービスが「知らない間に消えていた」といった事態にならないことを願うばかりです。
ETC Xへの登録はこうやって行う
そこでETC Xの登録について、ETC Xの登録称サイトへ行き、そこでEメールアドレスを入力すると、そのアドレス宛にメールが届き、そこからクレジットカード情報(使えるカードと使えないカードがある)とETCカード情報を登録すればアッサリと登録完了。
ただ、注意しないといけないのは、ひとつの会員IDにつき1枚のETCカードしか登録できないことで、複数カードを登録しようとなると複数IDを取得する必要が出てきます(けっこう面倒だが、同じメールアドレスで複数IDを登録できるだけありがたい)。
ぼくの住むあたりで使用できるのは「鳥飼仁和寺大橋有料道路」くらいではあるものの、一度試してみようと思います。
参照:ETC X