【動画】新型コルベットZ06がイベントにて自然吸気V8最強のサウンドを披露！そしてなぜか発売前のZ06のバンパーが流出し一般人が手に入れるという珍事件も発生

｜　やはり大排気量自然吸気V8、そしてフラットプレーンクランクのサウンドにはシビれてしまう　｜

実車レビューの公開が待ち遠しくて仕方がない

さて、シボレーは「コルベットZ06」を発表していますが、こちらの発売自体はまだもうちょっと先（夏くらい）になるもよう。

ただ、そのプロモーション自体は既にスタートしており、全米のシボレーディーラーを行脚する「コルベットZ06ディーラーツアー」が開催されていて、今回フロリダのディーラーにて撮影されたエンジンのスタートアップ動画が話題となっています。

シボレー・コルベットZ06に積まれるのはフラットプレーンクランクV8

このコルベットZ06について、最大の特徴はなんといってもフラットプレーンクランクを採用する5.5リッターV8エンジンで、これは自然吸気V8エンジンでは最強となる670ps（679PS / 500kW）と624Nmを発生するパワフルなユニット。

これによってコルベットZ06は0-100km/h加速2.6秒、ゼロヨン（1/4マイル）10.6秒、最高速度322km/h以上を達成しますが、これらの数字は完全に世界第一級のスーパーカーにもひけをとらないものです。

フラットプレーンクランクは排気干渉を避けることができるため効率に優れ、しかし振動が大きいためにエンジンや車体の耐久性に影響を及ぼすというデメリットがあり、そのため多くの自動車メーカーはフラットプレーンクランクではなく（日常性を重視して）クロスプレーンクランクを採用しているわけですね。

こういった理由もあり、V8エンジン搭載車でフラットプレーンクランクを採用するのは「快適性や信頼性を多少犠牲にしてもいい」という設計思想を持つクルマのみで、現在だとこれを採用しているのはフェラーリのV8エンジン、メルセデスAMG GTブラックシリーズの4リッターV8、そしてこのコルベットZ06の5.5リッターV8くらい。

動画ではディーラー内にてコルベットZ06のエンジンをスタートさせ駐車場へと移動させる様子、アクセルを踏み込む様子が収められていますが、この上なく素晴らしいサウンドを奏でており、それはこのクルマのオーナーとなる人がたまらなく羨ましくなるくらい。

シボレー・コルベットZ06のエンジンサウンドを収めた動画はこちら

なぜか新型コルベットZ06のバンパーが一般人の手に

そしてもうひとつ新型コルベットZ06に関連するニュースですが、C8世代のコルベット専用掲示板「MidEngineCorvetteForum」にて、Trans dammなるハンドルネームを持つユーザーが「まだ発売が先のはずの」新型コルベットZ06のフロントバンパーを入手しその画像をアップすることに。

これは（おそらくはウレタン製の）フロントバンパーの他にカーボンファイバー製のフロントスプリッターとウィングレットが一体化したもので、シボレーが公開した新型コルベットZ06のプリプロダクションモデルに装着されているバンパーと完全に一致しており、まず「本物」だと考えられているようですね。

なお、このTrans Damm氏はC8コルベットユーザーでは無いようで、自身のC8コルベットにこれを装着する予定もなければ、オークションに出品する予定もないといい、単に「飾っておく」ためだけにこれを入手したもよう。

その入手に至るまでの経緯はまったく不明ではあるものの、ebayに出品すればかなりの価格で売れることは間違いないと思われ、それでも「売却しない」というのはなんとも男気（シボレーに対する忠誠心）あふれる人だと思います。

ごく稀にですが、こういった「発売前のクルマのパーツ」を入手する人が登場しており、少し前にはマセラティ・グレカーレのパーツを（実車の発表前に）オークションへと出品していた人もいましたね。

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参照：Corvette: Sales, News & Lifestyle