【動画】「スーパーカーは維持費がかかる説」がここに証明される！メルセデス・ベンツSLRマクラーレンのリアブレーキ交換に730万円、新車のベンツが買えそうだ

｜ 正直、ちょっと前のスーパーカーの維持はとんでもなく高いのは疑いようがない事実 ｜

ただし現代のスーパーカーはどんどんメンテナンスフリー化していてコストがそんなにかからない

さて、「スーパーカーの維持費は安くない」ということが改めて立証された動画が公開に。

今回の対象となるのはメルセデス・ベンツSLRマクラーレンですが、VIN Wikiの公開した動画によると、SLRマクラーレンのリアブレーキ一式の交換費用はなんと58,000ドル（日本円で約728万円）だといい、これは一部のメルセデス・ベンツ含むちょっとした高級車を購入できる価格です。

メルセデス・ベンツSLRマクラーレンはもともと維持費が高価なことで知られている

なお、メルセデス・ベンツSLRマクラーレンは、メルセデス・ベンツとマクラーレンとのジョイントによって開発されたスーパーカーで、製造を請け負ったのはマクラーレン。

英国のマクラーレンにて1台づつ手作業にて組み立てられるクルマですが、望外に信頼性が高いといい、ジェイ・レノによると「簡単には壊れない」といいます。

ただ、壊れた時の修理費用が「非常に」高いことでも知られていて、さらには「壊れる前に」交換が推奨されているパーツの価格もかなり高く、ちょっと前には「オイル交換のためにメルセデス・ベンツSLRマクラーレンをディーラーに入庫させたら、色々と要交換パーツを指摘され、合計すると370万円くらいになってしまった」という例、さらにはフロントフードを破損したので交換しようとしたら数百万円（一枚物の大きなカーボン製なので）、フロントバンパーの交換に80万円くらいを要したという報告も。

ちなみに米国の不動産王、マニー・コシュビン氏はメルセデス・ベンツSLRマクラーレンを9台も持っていて、これらの維持費について「乗らなくても点検や定期交換パーツだけで、1台あたり平均で58万円（年あたり）がかかる」、とも。

参考までにですが、ぼくが以前に乗っていたランボルギーニ・ウラカンLP610-4もやはり年間で60万円近くかかっていて（ただしカスタム費用も入っている）、スーパーカーの維持にお金がかかるというのは間違いのない現実であるようですね。

さらにスーパーカーは想像以上の負荷がクルマにかかっていて、熱もそのひとつではありますが、熱によって樹脂パーツが通常の車よりも速く劣化することになり、こういったパーツの交換指定サイクルを無視したりすると、劣化した部分から油脂類やガソリンが漏れ、最悪の場合は「炎上」となったりすることも。

ただし現在のスーパーカーは比較的維持が容易

ただ、現代のスーパーカーはかなり維持が容易になっていて、フェラーリだと新車購入から7年間は基本的な整備費用やオイル交換などが無料になるといい、現在乗っているランボルギーニ・ウラカンEVO RWDも点検や一定の消耗品の交換がなんと無料。

これはフェラーリやランボルギーニが「販売済み車両の価値を長期にわたり維持することで（中古車両の）市場価格を高値安定化し、ブランドバリューを高めることで新車をより高く販売できるよう」にと考えたためだと思われ、ユーザーにとってはありがたい限りです。

加えて、設計技術や製造技術も進化しており、メンテンスフリー化していることも現代のスーパーカーの特徴で（ぼくはランボルギーニを3台乗り継いでいるが、新しいモデルになるごとに交換インターバルが伸び、要交換パーツが少なくなっているように思う）、新しいスーパーカーほど維持しやすくなっているという印象です。

そう考えると、価格が安いからと（新車登録から）数年経過した中古のスーパーカーを購入するよりは、保証や無償メンテナンスがついている新車や高年式の中古を購入したほうがいいのかもしれません。

メルセデス・ベンツSLRマクラーレンの高額なブレーキ修理費用について言及する動画はこちら

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参照：VINwiki