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新型レクサスRZ 450eついに発表!スピンドルグリルを捨てて「スピンドルボディ」へと昇華、駆動方式は4WD、出力は313馬力、航続距離は450km

新型レクサスRZ 450eついに発表!スピンドルグリルを捨てて「スピンドルボディ」へと昇華、駆動方式は4WD、出力は313馬力、航続距離は450km

| レクサスRZの駆動方式は4WDのみ、残念ながら価格情報は発表されていない |

生産開始時期や注文方法も謎のまま

さて、トヨタがついにレクサス初の「EV専用設計」を持つラインアップ、新型RZ 450eの詳細を公開。

これはレクサスRXの電動化世代ということになりますが、2019年に発表したレクサスの電動化計画「レクサス・エレクトリファイド」に基づく電動化技術を盛り込んだもので、「2030年までに、すべてのカテゴリーで電動化を完成させる」という目標の足がかりとなるモデルです。

トヨタによると、新型レクサスRZ 450eの骨子は下記の通り。

1.電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づきLEXUSならではのドライビング体験を提供

2.新四輪駆動力システム「DIRECT4」の採用など人の感性に寄り添った独自の乗り味の進化

3.機能的本質や動的性能に根差したプロポーションとLEXUSバッテリーEVの独自性を追求したデザイン

4.人間中心の考え方に基づいた先進安全技術とおもてなし機能

Toyota
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プラットフォームはEV専用「e-TNGA」

このレクサスRZに採用されるプラットフォームは「e-TNGA」で、これはスバル・ソルテラ、トヨタbZ4Xに用いられるのと同一です。

トヨタによると、レクサスRZではバッテリーやモーターの配置を最適化し、軽量かつ高剛性ボディの採用によってクルマとしての基本性能を大幅に向上させたとのことですが、これに加えて電動四輪駆動力システム「DIRECT4」、ステアバイワイヤシステムを採用することで「人とクルマが一体となった気持ちの良いドライビングフィール」を実現したと述べています。

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ちなみにステアバイワイヤの効果は異型(ヨーク型)ステアリングホイールとのセットにて発揮されるようで、これによって「車庫入れなどでも、ステアリングホイールを持ち替える必要がなくなった」とも。

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DIRECT4については、通常の走行時だとトルク配分を40:60〜60:40程度に設定し、しかしステアリングの切り始めでは75:50〜50:50というフロント寄りに、コーナー脱出時には50:50〜20:80といった後輪寄りに設定することで「スッと曲がる」フィーリングを実現しているようですね。

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なお、床下に敷き詰めたバッテリーを遮音壁として使用することで車内に届くロードノイズを低減しているといい、さらにはフード開口部の全周にはシールを用い、前後席のにはアコースティックガラスを採用するなどレクサスらしい静粛性に磨きをかけています。

そして疑似走行音を内蔵しているようで、「周波数や加速度に応じたサウンド」を届ける、とも紹介されています。

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新型レクサスRZはこんなデザインを持っている

そして新型RZはのデザインですが、コンセプトは「シームレス E-Motion」、そしてBEV時代から新しい概念として導入される「スピンドルボディ」をフロントに用いたほか、車体全体でEVならではの享禄なトルク、シームレスな加速を表現している、とのこと。

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フロントフェンダーについては「タイヤを掴む」様子をイメージし、リアフェンダーも力強さを表現することで「DIRECT4」による走りを視覚化。

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ちなみにこのボディサイドの形状そして(ツノみたいな)リアスポイラーの形状について、「ダックテールスポイラー」にエアを導く効果がある、とのこと。

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リアはクリーンそしてシンプルな水平貴重デザイン。

新しい「LEXUS」フォント、一文字のLEDライトバーが採用されています。

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なお、ボディカラーはEVらしさを強調する「イーサーメタリック」に「ソニックカッパー」を含む6色が設定され、ブラックのコントラストを用いたバイトーン(ツートン)カラーも選択可能。

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ボディサイズは全長4,805ミリ、全幅1,895ミリ、全高1,635ミリ、ホイールベース2,850ミリ。

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バッテリーサイズは71.4kWh(bZ4Xの上位モデルの72.6kWhより小さい)、一回の満充電あたり航続距離は450km、出力はフロントモーターが150kW(204馬力)、リアモーターが80kW(109馬力)だとアナウンスされています。※トヨタbZ4Xの4WD版の「218馬力」よりはかなり大きいが、フロント寄りの出力比となっている

レクサスRZ「のインテリアはこうなっている

そしてこちらはレクサスRZのインテリア。

もちろんレクサス最新のデザイン言語「Tazuna Concept」を採用しています。

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アンビエントランプのほか、世界初となる「陰影イルミネーション」も採用。

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コンソールアッパーパネルは木目調。

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こちらはオプションのパノラマルーフ。

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通常の「円形ステリングホイール仕様」も選べるようですね。

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なお、今回の新型レクサスRZの発表に際しては価格情報、そして納車時期や注文方法などについては明かされておらず、追って行われるであろう発表を待つしかなさそうです。

レクサスRZオンライン発表会の動画はこちら

参照:LEXUS

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