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限定台数わずか100台!ランサーエボリューションVI「ゼロファイター」が英競売に出品され話題に。ラリーアート製パーツが組み込まれた特別モデル

2022/05/13

限定台数わずか100台!ランサーエボリューションVI「ゼロファイター」が英競売に出品され話題に。ラリーアート製パーツが組み込まれた特別モデル

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サンバイザー付きなところが「いかにも日本で納車されたクルマ」っぽい

さて、イギリスにて「ランサーエボリューションVI ゼロファイター」がオークションに登場し、「こんなモデルもあったのか」とちょっとした話題に。

このランエボVIゼロファイターは1999年に日本市場向けに100台のみが発売された限定車で、ラリーアートのパーツが数多く組み込まれている、という特徴を持っています。

最も有名なボディカラーはホワイト地にラリーアートのカラーリング(レッド、ブラック、グレー)が施されたもので、しかしこの個体のボディカラーはあまり見たことがない「アイセルブルー」だと紹介されています。

現在落札まで1日あまりといったところですが、およそ460万円程度まで価格が上昇していて、最後の駆け込みにて大きく値を上げそうな雰囲気もあり、ここでランサーエボリューションVI ゼロファイターとはどういったクルマなのかを見てみましょう。

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ランサーエボリューションVI ゼロファイターはこんなクルマ

このランエボVI ゼロファイターには数々の装備が追加されており、外観だとフロントリップ、サイドステップといった装備も。

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ドアミラーは極小サイズのエアロタイプ。

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フロントフード上には「ZERO Fighter」ステッカーが貼られます。

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トランクフードにもゼロファイター。

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エンジンルームだとラリーアート製のインタークーラーハードパイプキット、エアボックス、スパークプラグカバー、オイルキャップ、ラジエーターキャップ、ブレーキマスターシリンダーストッパー(そういえばこんなパーツもあったな・・・)、バッテリートレイが装着されています。

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ラリーアートのプレートも装着。

ラリーアートは三菱の子会社として1984年に設立され、その後は三菱のワークスチームとしてモータースポーツに参戦する一方、各種パーツの販売も行っていたものの、業績悪化によって2010年3月に活動を終了させていますが、その後2021年末に復活を果たし、2022年1月にはコンセプトカーも発表しています。

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タワーバー装着はもちろんですが、ラリーアートらしい「ストラット補強パーツ」も。

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リアにもタワーバー。

トランク内張りは剥がされているようですね。

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ランサーエボリューションVI ゼロファイターのインテリアはこうなっている

そしてランサーエボリューションVI ゼロファイターのインテリアにも数多くのラリーアート製パーツや社外パーツが投入されており、シフトノブ、ペダル、レカロシートなどが装着されています。

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センターコンソールにはカーボン製のパネル、そしてSONY製のカーステレオ、そしてターボタイマーらしきものも。

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メーターパネルもカーボンファイバー。

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ステアリングホイールやシフトブレーキレバーのグリップも交換されており、90年代~2000年代初期の「オートバックスで売っていた」パーツが満載といった感じですね。

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そのほか、このランサーエボリューションVI ゼロファイターにはオーリンズ製DFV車高調、エボ6.5トミ・マキネン・エディションから移植したトランスファーボックス、エボ8MRのリアデフ、エボ8オイルクーラー、エボ9クラッチ&フライホイール、ブレーキディスク&ブレーキライン、社外インタークーラーとラジエター、K&Nエアフィルター、HKSサイレントハイパワーエキゾースト、ブリッツ製スペックRブーストコントロール、燃料ポンプといった装備も取り付け済み。

なお、ぼくは90年代を国産スポーツのチューニングに明け暮れることで過ごしたため、こういったパーツ群を非常に懐かしく感じます。

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さらに2015年には車体下回りのレストアを行い、防錆プライマーとストーンチッププロテクションを吹き付けたと記されており、手厚いメンテナンス履歴を確認できるサービスブックも付属。

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限定100台のうち、どれくらいが海外に輸出され、そして日本国内にどれほど残っているのかはわかりませんが、間違いなく「今後価値が上昇する」モデルのひとつであり、25年ルールの対象になれば、アメリカにも多くの個体が流れることになりそうですね。

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