【動画】ルーフにエアスクープのようなものを取り付けた謎のフェラーリ296GTBが目撃！そのほかローマ、ポルトフィーノMもなんらかのデバイスをテスト中

｜ フェラーリが296GTBのハードコアモデルを開発している可能性もあるが、これは追加デバイスのテストと考えたほうがいいかもしれない ｜

いかにパフォーマンス向上のためとはいえ、フェラーリが市販車にエアスクープを取り付けることはないだろう

さて、フェラーリは6月に新しい中期計画を発表する予定ではありますが、そこである程度は明かされるであろうなんらかのニューモデルや新しいデバイスがテスト中。

今回、スパイけーユーチューバーがいくつかのプロトタイプを動画に収めて公開していますが、ここでその内容を見てみたいと思います。

まず上の画像は「謎のフェラーリ296GTB」。

296GTB、296GTSともに発表済みなので今さら何かを隠す必要はないかと思いますが、それでもカモフラージュ用のシートを貼っているということは「隠す必要がある」ということなのかもしれません。

なお、ボディカラーはホワイト、そしてドアミラーはレッドという奇妙なカラーリングを持っていて、これが「コントラストカラーを持つミラーが（オプションで）採用される」ということなのかどうかは不明です。

謎のフェラーリ296GTBのルーフには謎の物体

そしてこのフェラーリ296GTBのルーフにはなにやら謎の物体が取り付けられており、一見するとエアスクープのようにも見えますが、本来エアが入るべき部分は「全閉」。

しかもエンジンルームにエアが入る構造ではなく、これがますます何を意味するのかが謎に。

ちなみにフェラーリはパフォーマンス同様に「美しさ」を重要視しており、こういった（リアウイングを含めて）付加物を市販車のボディに装着することを嫌っていると認識しているので、やはりエアスクープに類するものではなく、なんらかのテスト用デバイスなのかもしれません。

ただしリア周りは偽装用の構造材やシートで覆われ・・・。

リアエンドも同様。

フェラーリの場合、クーペを発売し、次にオープン、そして最後にハードコアモデルを発売してそのモデルライフが終了するという傾向があり、よってこれが296GTBのハードコアモデルであるという可能性も否定できないものの、それにしてはフロントまわりは「標準モデルと同じように見える」ため、ハードコアモデルではないのかも。

ただ、フェラーリは以前に「モデルラインアップを増やす代わりにモデルごとのライフサイクルを短くする」ともコメントしており（総販売台数は増えるが、モデルあたりの総生産台数は減少する。もちろん希少性確保のため、そしてより多くの顧客にアピールするチャンスを得るため）、よって各モデルの生産期間が短くなることも予想され、296GTBが早々に後継モデルに移行すること、そしてこれがその後継モデルのプロトタイプであることも考えられます。

フェラーリは他にも様々なプロトタイプをテスト中

そして今回の動画では、プロサングエのプロトタイプの他、謎のローマも登場しています。

ルーフに何やらデバイスを装着し・・・。

ケーブルで接続されていることからなんらかのセンサーなのでは、とも推測できます。

もしかすると上の296GTB同様、今後はルーフになんらかの（自動運転に関する）デバイスを装着する可能性があり、そのテストを行っているのかも。

そしてこちらはポルトフィーノMですが、フロントを黒いシートで覆われており、やはりその意図は不明。

見たところ通常のポルトフィーノMと変わらないように見え、しかし白黒のカモフラージュ用シートではなく「真っ黒」というところがまた謎でもありますね。

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参照：Varryx