テスラの大株主にしてテスラ支持者がイーロン・マスクCEOに対し広報部門の復活を要請。同CEOの発言で株価が大きく揺れ動くことに懸念か

｜ ただ、イーロン・マスクCEOの発言によってテスラの株価が大きく下がったときにテスラ株を買うのも悪くないと思う ｜

いずれにしても、テスラほど注目されている企業であれば、ちょっとのことで大きく株価が動くのは仕方がない

テスラは2020年10月に「広報部門を解体した」とコメントしており、その後（というかその前にも）同社の広報はほぼイーロン・マスクCEOが担っているという状態です。

ただ、イーロン・マスクCEOがツイッターにて発信する内容については偏りそして個人的な意見も大いに含まれ、それによってテスラの株価も大きく揺れ動いている、というのもまた事実。

最近だとやはりツイッターの買収、そして在宅勤務の非推奨、人員削減などが株価変動の要因に該当しますが、こういった株価の乱高下が（憶測によって）起きぬようテスラの大株主そして熱烈な支持者であるゲイリー・ブラック氏が、テスラに対し「広報部門を復活させてほしい」という要望を（ツイッターを通じ）あげているもよう。

正式な広報部門があれば混乱は最小限に？

もちろんテスラが正式に広報部門を復活させたとしても、イーロン・マスクCEOの発言をストップさせることができるわけではなく、しかし同氏の発言のフォローを行ったり、各メディアがテスラ（の広報）に問い合わせを行い、正式回答を得ることで株価の下落を食い止めることができる可能性があるのかもしれません。

たとえば直近の「人員10％削減」という報道についても、その意味の伝わり方によっては株価が下がらずに済んだのかもしれませんし、その前の「テスラが鉱山を買うかもしれない」というウワサについても、テスラからの正式なコメントが出されなかったために混乱が長引いてしまったわけですね。

ただ、テスラが仮に広報部門を復活させたとしても、結局のところはイーロン・マスクCEOの自由奔放な発言の後始末に追われるだけなのは目に見えているような気も。

イーロン・マスクCEOは「従業員削減」を撤回

なお、直近で株価下落の原因となった「従業員を10％削減」というコメントについて、イーロン・マスクCEOはそのコメントの数日後にこの方針を撤回する意思を見せ、「ブルーカラーの数は増えるが、ホワイトカラーの数は現状維持」というスタンスへと移っています。

つまり、生産のための人員は増加させる（生産は減少させない）ものの、オフィスワーカーについては過剰であるという認識を持っているということを意味するのだと思われます。

こういった発言を見るに、やはりイーロン・マスクCEOが約1週間前に従業員に対して送信した「リモートワークはもうできない、オフィスに戻らなければならない、毎週最低40年はオフィスで過ごさなければならない。でなければ退職したとみなす」というメールについて、従業員の自主退職を促すためのものであったと考えるのが妥当かもしれませんね。

ああせて読みたい、テスラ関連投稿

参照：Elon Musk(Twitter）