| やはり自然吸気V10エンジンのサウンドは格別だ |
ガソリンエンジン絶滅へのカウントダウンが始まり、ポルシェ・カレラGTとレクサスLFAの価格は高騰中
さて、ポルシェ・カレラGTとレクサスLFAという「自然吸気V10エンジンを搭載するスーパーカー」同士のドラッグレース対決動画が公開に。
なお、この両車が対決するのは動画の後半となるのですが、それまでにはアウディRS3やS4、200クワトロ(改造車)といったクルマの加速対決も見られ、要注目なのはRS3には「(ターボですが)5気筒」エンジンが積まれること。
動画ではこの「5」というシリンダー数が重要なハーモニーを奏でるといい、そしてそれが「ダブル」となるV10はさらにいい音を出す、といった感じでV10バトルへと繋がってゆくわけですね。
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ポルシェ・カレラGTはこんなクルマ
ポルシェ・カレラGTは近年「最後の”ピュアな”アナログスーパーカー」ということで急速にその価値を上げているスーパーカー。
5.7リッター自然吸気エンジン(612馬力)、そして6速マニュアル・トランスミッションという組み合わせを持ち、もともとレーシングカーとして開発されていたという経緯を持っています。
当時は「ロボットクラッチを持たない」として(同時期に発売され、セミATを持つ)エンツォフェラーリに比較して敬遠されることも多く、そのため1500台の予定生産台数を消化できず、2003年の発売から3年を経過した時点で1,270台を生産したのみでそのライフを終えることとなっています。
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レクサスLFAはこんなクルマ
そしてレクサスLFAはというと、2009年に発売されたレクサス渾身のスーパーカーであり、専用設計を持つ4.8リッターV10(560馬力)エンジン、これまた専用設計のシャシーを持ち、そのほかにも多くの専用パーツを持つクルマ。
そのぶん価格は高くなってしまい(3750万円)、当時のランボルギーニV10モデル、フェラーリV8ミドシップモデルよりも高い値付となっています。
エンジン搭載位置はフロント(回頭性よりもコントロール性を重視している)、そしてトランスミッションは6速シングルクラッチを採用しますが、そのエンジンの吹け上がりがあまりにシャープすぎるとしてアナログメーターでは表示が追いつかないとされ、そのためにデジタルメーターを採用したとアナウンスされていますね。
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実際にレクサスLFAとポルシェ・カレラGTがドラッグレースを走ったらこうなった
そこでここからはレクサスLFAとポルシェ・カレラGTがドラッグレースを走った様子。
スタート直後は両者とも変わらぬ加速を見せており、やはりそのサウンドは刺激的というよりほかはありません。
ただし徐々にカレラGTがリードを広げ・・・。
さらにその差は拡大。
ちなみに重量はポルシェ・カレラGTが1,380kg、レクサスLFAは1,480kgであり、出力もカレラGTのほうが上、さらにトラクション的にもミドシップのカレラGTのほうが間違いなく有利ではあるものの、カレラGTには「マニュアル・トランスミッション」というハンデがあり、つまりはシフトチェンジに時間がかかります。
ただしシフトアップしてしまうとカレラGTの独壇場となり、そのままさを広げてカレラGTがレクサスLFAに勝利するのですが、ハガティのランキングではポルシェ・カレラGTは歴代8位、そしてレクサスLFAは10位。
ただし驚かされるのはアウディRS3の11位というポジションであり、さすがに「コンパクトクラスのニュルブルクリンク王者」という称号はダテじゃないということですね。
レクサスLFAとポルシェ・カレラGTとがドラッグレースを走る動画はこちら
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参照:Hagerty