| ホイールもクローム、そしてボディにはストライプも入ってバイパーらしさもよく表現されている |
デザイン的、技術的にはけっこう高いレベルにあるんじゃないかと思われる
さて、日本や欧州ではちょっと考えづらい、しかしアメリカでは意外と少なくはない「スポーツカーのリムジン化」。
これらはもちろん個人用ではなく、イベントやパーティ用として製作され用いられるもので、レンタカーも多く存在するようですね。
今回紹介するのはなんと全長7メートル62センチもあるというダッジ・バイパーRT/10のストレッチリムジンで、ベースとなったのは1996年のバイパー、しかしバイパー特有のV10エンジン(この年式だと415馬力)は取り外され、かわりにダッジのクレートエンジン(360マグナム、390馬力)が装着されているのだそう。
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ダッジ・バイパー・ストレッチリムジンは「走る広告」として最適
今回この「ダッジ・バイパー・ストレッチリムジン」が販売されているのはFacebookマーケットプレース上ですが、その販売価格は16万ドル(日本円で約2360万円)という高額商品です。
出品の際の記載には「あなたのビジネスに注目してもらう絶好の機会です。この車が走る広告になることうけあいです」とあり、まさになんらかの宣伝にはうってつけであり、走る姿が(どこに行っても)SNSにアップされることになりそうですね。
参考までにダッジ・バイパーの全長は4,490ミリなので、このダッジ・バイパー・ストレッチリムジンの全長が7,620ミリであるならば、それはつまり3,130ミリ延長されているということを意味し、軽自動車一台分長くなっている、ということに(軽自動車は規格にて全長3.4メートル以下と定められている)。
賛否両論あるだろうが、一応しっかりと作られている
こういったスポーツカーやスーパーカーのストレッチリムジンには賛否両論あるかと思いますが、技術的にはけっこうよくできているようで、サイドのベルトラインに歪みなく、そしてちゃんと面が出ているように見えますね。
シートレイアウトは向かい合わせにベンチシートが2脚、そして独立したシートが車体後部に2つ、そしてその間にはウーファーが内蔵されたストライプ入りスピーカーボックスも。
シャンパンクーラー、キャビネット、テーブル等はないものの、それでもバイパーのリムジン、そしてオープンエアということを考えると「悪くない」と思います。
ちなみにトップはなんら(簡易なものであっても)用意されておらず、よって雨天の使用は難しく、保管に際しても屋根付き駐車場が必須です。
左側にドアはなく、右側に一枚だけ。
運転席はブルーのレザーが巻かれたステアリングホイール、シフトノブ、パーキングブレーキによってスポーティーな雰囲気が押し出されており、ここは「スポーツカーらしさ」を残すところですね(ただしこのクルマを運転するのはちょっとイヤだ)。
このクルマをどういった人が買うのかはわかりませんが、個人使用のために購入するとは考えにくく、やはり法人がプロモーション用もしくはレンタル用に購入するのだと思われます。
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