| なかなかの高性能ぶりを誇り、けっこう欲しいと思わせる要素も満載 |
ここまでくればドライバー・アシストも欲しいところではある
さて、フォルクスワーゲンのノルウェー法人が「技術の無駄遣い」とも言えるチェアを作成。
これはフォルクスワーゲンの商用車やバンのプロモーションのために製作されたワンオフアイテムで、最高速度20km/h、航続可能距離12kmというEVとしての走行性能を持ち、さらにシートヒーター、ライティング、パーキングセンサー、バックカメラ、オーディオ、インフォテイメントシステム、ホーンまでをも備えています。
ある意味ではフォルクスワーゲンの(ベーシックな)クルマよりも優れた装備を備えるということになりそうですが、その内容を見てみましょう。
このチェアを作る道のりは平坦ではなかった
動画ではこのチェアの設計、そして製造に至るまでの道のりが紹介されていて、まずはスケッチにて構想を練り・・・。
その後は3Dソフトを使用して設計開始。
試作品を作り・・・。
このチェアのメインとも言える肘掛け部分の設計にはかなりの時間を費やしたもよう。
そしてだんだん形を成す一方で・・・。
エレクトリックパワートレインのテストも同時進行にて行います。
そして張り材の加工も進められ、これはヘッドレストに施されるフォルクスワーゲンの刺繍ですね。
このチェアにはこんな機能が内装されている
そんなこんなでようやく完成したこの特製チェアですが、内蔵される機能を見てみると、左のアームレストにはモニターが装着され、ここにはバックカメラやソナー(360度センサー)の状態が表示可能。
もちろんインフォテイメントシステムの操作画面としても機能します。
そしてアームレストにはレインボーに光るパーティライト(ゲーミング仕様ともいう)も内蔵されるという多機能ぶり。
右側のアームレストにはシガーソケット、ハザード、ホーンなどおおよそクルマに装備される機能の操作系が並びます(USBソケットもある)。
ホイールは4インチのアルミ製。
実際に乗る際にはシートベルトを装着し・・・。
起動するとデイタイムラニングランプが点灯。
暗い倉庫などを走る際にはLEDライトを点灯させると便利です。
技術の無駄遣いとしかいいようのない椅子ではありますが、かつて日産がプロパイロット関連技術を盛り込んで作った「自動で整列する椅子」のように、愛すべきエンジニアの「お遊び」のひとつでもありますね。
フォルクスワーゲンのエンジニアたちが本気で遊んでみた動画はこちら
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