中国より「ブロンコとラングラーとの半々コピー」、タンク300。一層ブロンコっぽいフロンティアエディションと電動バイクとのセットが登場

｜　タンク300フロンティアエディションはオプションを装着したブロンコにそっくり　｜

電動バイクはなかなかに魅力的な仕様を持っている

さて、中国の長城汽車（GWM）が展開するブランド、WEYより発売されているSUV、「タンク300」。

見てのとおりフォード・ブロンコとジープ・ラングラーを足して2で割ったようなルックスを持っていますが、今回ちょっとワイルドな「フロンティアエディション」、そしておそろいの仕様を持つ電動バイクを発表することに。

参考までに、こちらはフォード・ブロンコ（オプション付き）。

タンク300 フロンティアエディション、そしてペアとなる電動バイクはこんな仕様を持っている

そこで今回発表されたタンク300 フロンティアエディション、そして電動バイクを見てみたいと思いますが、まずタンク300 フロンティアエディションについては、ほかのタンク300のバリエーションである「シティ」「ボーダー」に比較するとずいぶんワイルドなルックスを持っています。

大きな「TANK」文字が入った新デザインのグリル、パワーバルジとダクトが設けられたボンネット、シュノーケル、ルーフラック、ブルバーとウインチが組み込まれたオフロードバンパー、アンダーガード、フェンダーエクステンション、ビードロックつきの18インチアルミホイールとオフロードタイヤ、マットブラックのデカール、そしてイエローのカラーリングなどがその特徴。

さらにはサスペンションがリフトアップされて地上高が高くなっていますが、搭載されるエンジンはベースモデルと変わらず2.0リッター4気筒ターボエンジン（227馬力 / 387Nm）が積まれておりトランスミッションは8速オートマチック、そして電子制御ディファレンシャルロック付き全輪駆動システムを通じて4輪を駆動します。

このタンク300 フロンティアエディションの中国での価格は28万元（560万円くらい）、3,000台のみの限定となっています。※電動バイクとセットだと29万5000元

現在中国ではキャンプがひとつのブームだといいますが、そういった流行にあわせたスペシャルエディションということなのかもしれませんね。

電動バイクの価格は約30万円

そして次はこの電動バイクのほうですが、Buxus社のEVAというモデルをベースにしたているといい、0.75kW（1馬力）のシングルハブモーターと、取り外し可能な20Ahのバッテリーを搭載し、航続可能距離は100kmだと紹介されています。

見たところ電動自転車の発展型のようなバイクではありますが、オフロードタイヤ、フロントとリアにはサスペンション、そして前後にデュアルピストン油圧ディスクブレーキを備えるなどなかなかに本格的で、ステアリングホイールのドックとスマートフォンのアプリケーションを使用すると、スマートフォンを活用した（NFCによる）キーレススタート、リモートトラッキング、オーバーザエアアップデートが可能になる、とのこと。

なお、タンク300フロンティア・エディションのリアバンパーにはこういったサイクルマウントを取り付けることができ、そこへこの電動バイクを搭載可能。

この電動バイクはタンク300フロンティア・エディションと同じイエローの車体を持ち、「300」の文字が入ったり、ビードロック風のホイールカバーを装着するなどタンク300フロンティア・エディションとの整合性が高められています。

こちらの価格は15,000元（日本円で30万円くらい）、そして生産台数は300台のみ、とのこと（タンク300フロンティア・エディションのオーナーの1/10が購入するという計算）。

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参照：CARSCOOPS, TANK