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ボディは全てアルミの鏡面仕上げ!放っておくと酸化するので一週間に一度は手作業で磨く必要がある「アウディ・アブス・コンセプト」【動画】

2023/02/19

ボディは全てアルミの鏡面仕上げ!放っておくと酸化するので一週間に一度は手作業で磨く必要がある「アウディ・アブス・コンセプト」【動画】

| これは32年前のコンセプトカーだが、今までずっと、そして毎週磨かれてきたということになる |

このあたりからブガッティ・ヴェイロンへと進化していったということがよく分かる

さて、人気Youtubeチャンネル、スーパーカーブロンディにて懐かしのアウディ・アヴス・コンセプト(Audi Abus Concept)。

これは1991年の東京モーターショーにて公開されたコンセプトカーですが、無塗装かつ鏡面仕上げのアルミ製ボディを持ち、6リッターW12エンジンを持つという想定のスーパーカーです(実際に積まれるエンジンはダミーであり走行はできない)。

こんなコンセプトカーもあった。鏡面仕上げのアルミボディを持つ「アウディ・アヴス・コンセプト」

| アウディはとことんアルミが好きだった | 1991年の東京モーターショーで発表された、アウディ・アヴス・クワトロ。W12/6リッターエンジン(ダミー)+6速MTを搭載し、その名の通りクワトロ(AW ...

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当時、アウディはハイパワー志向だった

1990年代のアウディは非常に活発に活動しており、1991年にはこのアブス・コンセプト、さらにはアウディ・クワトロ・スパイダー・コンセプト、そして2000年にはローゼマイヤー・コンセプトといったスーパースポーツを発表しています。

こんなコンセプトカーもあった。アウディR8の前身、「アウディ・クワトロ・スパイダー」

| アウディは昔からミドシップ+4WDを研究していた | Presented at the 1991 IAA in Frankfurt: the Audi quattro Spyder. アウディが1 ...

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加えて1993年にはAFSコンセプトを発表していますが、こちらは「オールアルミ」だということを示すため、やはり無塗装のアルミボディを強調したコンセプトカーです。

こんなコンセプトカーもあった。「オールアルミ」表現のため全身ポリッシュ仕上げの「アウディASFコンセプト」

アウディが1993年に発表した「ASFコンセプト」。 「ASF」とは「アウディスペースフレーム」の略で、アウディがアメリカのアルコア社と開発を進めてきた軽量プラットフォームを指し、アルミの押出材と鋳造 ...

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そしてなぜこの時代のアウディが非常に元気だったのかというと、ポルシェ一族のひとり、フェルディナント・ピエヒ氏がこの時期にアウディやフォルクスワーゲンの取締役に就任したからで、同氏は就任後にランボルギーニ、ベントレー、ブガッティをグループへと引き入れていますが、こういったブランドを買収したことでもわかるとおり「ハイパワー志向」の人物です。

ポルシェ創業者一族、フェルディナント・ピエヒ氏が亡くなる。アウディ・クワトロ、ブガッティ・シロンなどVWグループの「顔」をつくり続けた豪傑

| ここまで方針が明確で、推進力と権力を持った人物は他にいなかった | ポルシェ創業者一族にしてポルシェ創業者の孫、さらに前フォルクスワーゲン会長、フェルディナント・ピエヒが82歳にて亡くなった、との ...

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そしてフォルクスワーゲンでは同社史上最大の失敗作である「フェートン」の市販を推進し、ブガッティにおいてはヴェイロン・プロジェクトを率いたことでも知られていますね。

VWは過去にミドシップスーパーカー「W12コンセプト」を作っていた!3年も開発を続け、7つの世界記録を更新したのになぜ発売されなかったのか?
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| おそらくはこの時期にランボルギーニ、ブガッティを傘下に収めたため、スーパースポーツ路線はそれらに担当させることにしたのだと思う | ただしW12エンジンそのものは「VWフェートン」に引き継がれる ...

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すっかり前置きが長くなったものの、そういったアウディの黄金時代に登場したのがこのアブス・コンセプトであり、まさにフェルディナント・ピエヒ氏の権力なくしては作ることができなかったんじゃないかと思えるほどの「超弩級」コンセプトカーの一つです。

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こんなコンセプトカーもあった。ディアブロのシャシーを使用したブガッティW18/3シロン

| W18エンジン搭載のモンスター | 1999年にブガッティが公開したコンセプトカー、ブガッティW18/3シロン。 文字通りエンジンはW18、そしてシャシーにはランボルギーニ・ディアブロVT(4WD ...

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アウディ・アブス・コンセプトのボディはオールアルミ

そしてこのアウディ・アブスコンセプトのボディは「オールアルミ」。

当時のアウディはアルミに対して強いこだわりをもっており、その先進性や技術を示すためにこの「アルミ地金むき出し」のコンセプトカーを作ったわけですが、このアルミボディは職人が「叩いて」成形したもの。

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それをさらに磨いてこの鏡面状態に仕上げているわけですが、この表面は「放っておくと酸化するので」今でも毎週手作業にて磨くのだそう。

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ホイールももちろんポリッシュ仕上げ。

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ルーフにはNACAダクトが取り付けられ・・・。

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これは実際にリアミッドにマウントされたエンジンへとエアを送り込むことに。

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エンジンは6リッターW12、509馬力という想定です。

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テールパイプは奇妙な形状を持つ3本出し。

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エアロダイナミクスを強く意識しているものと見え、ピラーとウインドウの段差、そのほかパネル間の段差は非常に小さく、それが未来的な雰囲気を演出しているようですね。

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ルームミラーはドア上部のフレームに取り付けられています(エアロ形状)。

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シザースドアを採用しているものの、その重量はなんと40kgもあり、開閉は一筋縄ではゆかない、とのこと。

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もちろんドアもアルミ製なので軽量なはず(そのためにアルミニウムを使用している)ですが、ここまで重い理由はちょっと不明。

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アウディ・アブス・コンセプトのインテリアはこうなっている

アブス・コンセプトのインテリアは非常にシンプルで、この曲線や肉厚な造形が80−90年代のイタリアンスーパーカーを連想させます。

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トランスミッションはマニュアルとなりますが、もちろんこれもダミー。

ウッドが用いられているところも80−90年代風ですね。

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実際に乗るとこう。

サイドシルが非常に分厚く、また高いようですね。

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アウディ・アブス・コンセプトを紹介する動画はこちら

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参照:Supercar Blondie

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