コンシューマーレポートによる自動車ブランド格付けランキング最新版！スバルが首位陥落、BMWが初の首位に輝く。テスラは6つ順位を上げて17位に

｜　BMWは販売台数、話題性に加えて品質も向上させ、絶好調だと言っていい　｜

ライバルであるメルセデス・ベンツはなかなか下位集団から抜け出せない

さて、毎年この時期に米コンシューマーレポートが公開する「自動車ブランドランキング」。

コンシューマーレポートはアメリカで最も信頼できる製品評価機関のひとつだとされていますが、このランキングはコンシューマー・レポートが独自に実施したテストに加え、会員アンケートから得られたフィードバックに基づき、各自動車メーカーの車の性能、安全性、信頼性を評価しています。

今回のランキングでははじめてBMWが1位を獲得

今年公開されたランキングを見ると大きな変動があり、昨年1位であったスバルが首位を明け渡し、BMWが2ランクアップして「はじめて」首位を獲得しています。

この結果について、コンシューマー・レポートにて自動車試験を担当するシニア・ディレクター、ジェイク・フィッシャー氏は「BMWは、高性能、高機能で信頼性の高いモデルを数多く製造しているので、ブランド・ランキングの上位にランクインしていても不思議ではありません。しかし、スバル、トヨタ、マツダといった非高級ブランドも過去数年間一貫して上位にランクインしており、消費者が高品質なクルマを手に入れるために手頃な価格を犠牲にする必要はないことを示しています」と語っており、価格と品質とがリンクするわけではないということにも言及しています。

くわえてBMW傘下にある（そして品質ランクが低いことで知られる）ミニも今回の調査で5つ順位を上げて3位と健闘し、残りのトップ10はレクサス、ホンダ、トヨタ、ジェネシス、マツダ、アウディ、キアの順でアジアのブランドが占めることに。

一方、地元アメリカブランドだと、ビュイックの12位が最高であり、15位のダッジ、16位のリンカーンがそれに続いています。

2023年版、自動車ブランド格付表はこうなっている

以下が今回発表された自動車ブランド格付けランキングですが（数字は得点を示している）、BMWは北米で販売を大きく伸ばしており、様々な観点において「好調」だと考えて良く、その反面、最大のライバルであるメルセデス・ベンツは例年通り順位が低く（意外ではあるが、メルセデス・ベンツの品質評価は高くない）、アルファロメオやジャガー、ランドローバーも安定の「ほぼ最下位」。

その他注目すべきはテスラの信頼性の向上して順位を6つ上げて17位となったことで、これは（その周囲のブランドを見るに）その努力をけっこう高く評価していいのかもしれません。

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