| 新型レンジローバースポーツSVは同ブランド最強・最速モデルとなるだろう |
走行する姿勢はかなり安定しており、オフローダー専業メーカーの車体制御技術はダテではない
さて、5月31日に正式発表されるという新型レンジローバースポーツSVのプロトタイプがニュルブルクリンクを走行中。
これは「レンジローバースポーツ史上もっとも速く、もっともダイナミックで、もっとも先進的」とされるモデルであり、しかしその名称は新世代の命名法則に従い「SVR」から「SV」へ。
レンジローバースポーツSVの販売は「招待制」
現時点ではこのレンジローバースポーツSVの価格や限定台数については不明ではあるものの、「招待制」にて販売されると言われています。
なお、近年この「招待制」は限定モデルにおいてはメジャーな販売方法となっていて、ぼくがこれをはじめて耳にしたのはアストンマーティン・ラゴンダ・タラフ(2014年)発表時であり、このクルマを購入するには(消費者が)名乗りをあげるのではなく、アストンマーティンの方から「あなたは選ばれし人であり、購入する権利がありますよ」と打診するわけですね。
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そして打診(招待)されなかった人には一切の購入権がないということを意味しており、当時は(まだこの手法が一般的ではなかったので)「えっ・・・」と思ったものの、現在だとフェラーリはもちろんその他の多くのスーパーカーや高級車における限定モデル、はたまた腕時計やファッション業界においても「標準」となっています。
招待を受けることができる条件はそのブランドによって様々ではあるものの、基本的には「正規ルートにて新車を買い続ける」ことになり、さらには「保有し続ける(転売しない)」ことも重要な要素となっていて、そうやって実績を積むことでようやく「招待を受けることが可能になる」わけですね。
ちなみにフェラーリはこういった招待制限定モデルについて「ギフト」だと表現していて、「我々フェラーリをずっと支持してくれた顧客に対する誠意」だともコメント。
たしかにそれは「もっとも」かつ一理ある考え方であり、これが本当の「公平」だとぼくは考えています。
レンジローバースポーツSVはワイルドなルックスへ
今回目撃されたレンジローバースポーツSVのプロトタイプを見るに、現在のレンジローバーが持つ「スリムで横長なフロントバンパーの開口部」とは大きく異る「ガバっと口を開いた」バンパーが特徴的ですが、その前面のほとんどが「開口部」。
ここまで大きく口を開けている理由はつまり「エンジンがそれだけ熱を発する=パワーを発揮する」ということにほかならず、それだけ冷却のためのエアを大量に必要とするのだと思われます。
なお、搭載されるエンジンはレンジローバー製5リッター・スーパーチャージャー付きV8ではなくBMW製の4.4リッターV8ツインターボになると言われ、S63もしくはS68型となるもよう。※すでにランドローバーはBMWからV8エンジンの供給を受けているが、M仕様つまり「S」型番はまだ採用していない
ただ、S63エンジンについてはBMWが採用を縮小させており、よってレンジローバースポーツSVにはその発展形であるマイルドハイブリッドシステム搭載のS68が積まれる可能性が大きく、門外不出と言われた「S型」エンジンがついにBMW以外に積まれることになりそうですね。
そうなればレンジローバースポーツSVの出力は600馬力を超えることになるかと思われ、しかしBMW(X5/X6M コンペティション)に遠慮してやや出力が下げられるのか、それともこれらを超えることになるのかは現時点では全くわかっておらず、とにかく正式発表を待つより他はないという状況です。
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動画を見る限りでは構造的なカモフラージュが取り払われており、このデザインのままで発売されると考えていいのかもしれません。
レンジローバースポーツSVがニュルブルクリンクを走る動画はこちら
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