いやちょっと格好いいんですけど。「はじめて（今更）」カモフラージュラッピングが施されたテスラ・サイバートラックが目撃される

｜　テスラはもともと、ほとんどカモフラージュを行わない自動車メーカーである　｜

目的が「注目を集めること」であれば、それは見事に成功したようだ

さて、まったくもって奇妙なことではありますが、「はじめて」カモフラージュされたテスラ・サイバートラックが目撃されてちょっと話題に。

これまでにもサイバートラックのプロトタイプが何度か目撃されているものの、いずれもカモフラージュがなされておらず（偽装しようにも偽装できないルックスを持っている）、さらにはもう市販モデルに近い状態の試作車が公表されており、よってこの時点でカモフラージュする意味はなさそうです。※サイバートラックだけではなく、テスラがプロトタイプにカモフラージュを施すこと自体が稀である

いったいなぜテスラはサイバートラックにカモフラージュを？

そこで気になるのが「なぜテスラがサイバートラックにカモフラージュを施して走らせているのか」。

これについては全くの謎であり、実際に画像を見ても「ラッピングされているのはボディパネルのみ」で、これまで変更を繰り返してきたヘッドライトやドアミラーについてはまったくカモフラージュがなされていないまま。

考えうる一つの理由としては、サイバートラックはデロリアンDMC-12のように「無塗装のステンレスボディ」を持っており、つまりは顧客が購入するどのサイバートラックも基本的に同じ外観を持つことになってしまい、よって顧客の体験を高めるためにオプションでこういったラッピングを提供するということ（駐車場にノーマルのサイバートラックが並ぶと、どれが自分のサイバートラックなのかわからなくなる）。

ただ、こういった（迷彩柄の）ラッピングは通常、自動車メーカーが新型車のディティールを知られないために行うもので、カスタム用としてはまず用いられることはないものの、そこはイーロン・マスクCEOのことなので、持ち前の茶目っ気を出してみた可能性もありそうです（イーロン・マスクCEOは、この投稿を見て”Good thing we used camo lol”とコメントしており、ネット上の反応を楽しんでいるように見える）。

さらには、In-N-Outバーガーのドライブスルーをゆっくり走らせ、（ツイッター上に投稿された）それを撮影する人々を撮影した動画に対しても「it's a tradition」とコメントするなど、この車両をもって人々の注意をひこうとしているように思われ、これもひとつのプロモーションだと考えていいのかも。

なお、ぼくとしては「ステンレスそのまま」よりもこのラッピングのほうがカッコいいんじゃないかとも考えていて、納車後に同様のカスタムを行うユーザーが登場する可能性もありそうですね（ぼくがサイバートラックのオーナーであれば、ちょっとチャレンジしてみたい）。

LOL @Tesla engineers took the Cybertruck through the In-N-Out Burger drive through today 🍔 pic.twitter.com/ObUOgJhqi4

— Sawyer Merritt (@SawyerMerritt) June 14, 2023

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参照：Sawyer Merritt（Twitter）