| おそらくはショップ自身だからこそできる作業であり、個人がショップに依頼しての修復だとコスト面で割に合わないだろう |
ハイブリッドシステムを再生せずにV8ツインターボのみを動力源とする予定だとされているが
さて、先日「納車されて間もないマクラーレンP1がハリケーン被害に遭って廃車になってしまう」という悲痛なニュースが報じられていますが、そのマクラーレンP1そのものは競売にかけられた後に新しいオーナーの手に渡っており、現在鋭意修復中。
今回はそのショップが「ひとまずはマクラーレンP1を分解してみた」という動画を公開しており、ここでその様子を見てみましょう。
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マクラーレンP1を分解するのはけっこう大変だった
そこでマクラーレンP1を分解する過程を見てみると、これがどうやらかなり大変。
ボルトやファスナーではなくカシメてある部分があり、ドリルを用いなくてはならない部分もあるようです。
そして外装をなんとか外してゆき・・・。
車体内側には手でつかめるほどの砂が溜まっています。
なお、水没車は「単に水に浸かっただけ」ではなく、こんな感じで砂や土、泥を運んでくるため、その除去が非常に難しいと言われていますね(基本的には全部バラさないと清掃ができず、そのコストが膨大なものとなるために廃車扱いになることがほとんどである)。
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フロントを分解するとこう。
そして次は内装を分解してゆきますが・・。
メーターフードを固定するビスはすでにけっこうサビサビ。
センタートンネル内のステーにもサビが発生しています。
こういったところを見ても、やはり水没車両の再生は非常に難しい、ということがわかります。
そして苦労の末ダッシュボードを外すと・・・。
大量のハーネス。
まだまだ道のりはとおい・・といった感じですね。
水没したマクラーレンP1を分解してゆく動画はこちら
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参照:Tavarish