｜ 最近のクルマで多くの人が行き当たるのが「スマートフォンをどこに設置するの」問題である ｜
おそらくは296GTBにおいても同じ問題が生じるのは間違いない
さて、先日フェラーリ・ポルトフィーノの走行動画をYoutubeへとアップしたところ、非常に多くの問い合わせをいただいたのが「iPhoneの取り付け方法」。
フェラーリ・ポルトフィーノにも標準にてカーナビが備わるものの、画面自体は大きくて便利なのですが、解像度やデータ、そして操作性については納得がゆくものではなく、よってぼくはカーナビゲーションについてはiPhoneのアプリを利用し「スタンドアローン」にて機能させることとしています。
そして使用しているのがエレコムの「P-CARS13BK」という製品で、これはMagSafeのスマートフォンホルダー（エレコムへのリンクはこちら。アフィリエイトではない）。
エレコム「P-CARS13BK」はこんな製品
そしてぼくがこれをどうやってフェラーリ・ポルトフィーノに取り付けているのかを紹介したいと思いますが、この製品は基本的に「エアコンのルーバーに取り付ける」ことを前提に設計されています。
こういったクリップでエアコン吹き出し口のルーバーを挟み込むわけですね。
ちなみにクリップにはちゃんとラバーが貼り付けられていて、このあたりはさすが「日本の会社が企画した製品」。
製造自体はおそらく中国だとは思うのですが、こういった気配りは設計者に帰属するので、製造地がどこであれ、やはり日本の会社が考えたものは比較的安心という印象ですね（米国や欧州の会社が考えた製品よりも、日本の企業が発売しているもののほうがずっと機能的に優れる。欧州製は接触部分が樹脂むき出しだったりする）。
なお、ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDに使用していたのもこの製品ですが、ぼくはこの製品が大好きであり、合計で6個所有しています（他のクルマに取り付けているものや、レンタカーに乗るときなどの予備用として）。
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問い合わせの多かった「ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDに取り付けているスマートフォンホルダー」。ボクはこういった製品を使用している
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そしてこの製品の背面はボールジョイントとなっていて、スマホの向き（縦横）、角度の変更も自由自在。
もう一つ特筆すべきは、こういった「支え」が取り付けられていることで、これを（力のかかる向きは逆ですが、フロントスポイラーが動かないように支えるポールみたいに）突っ張ることで応力を分散し、スマートフォンの固定を確実にしつつも「ズレ」を防ぎます。
更にこのパーツは明確なラッチにて確実に角度を調整でき・・・。
やはり安心のラバー付き。
ぼくはこの製品に行き当たるまでに相当数（文字通り数えきれない）の製品をテストしており、時には自作製品までいくつか作ったことがあるものの、正直このエレコムの製品が「ベスト中のベスト」。
つまりはかなり苦労し、かつ相応の時間と投資を経てここまでたどり着いたわけですが、信じられないことに、自分が探してきた素晴らしい製品について「自分だけが知っておくべきで、他人に教えてやらない」という人がいるらしく、しかしぼくは素晴らしい製品こそ広く世の中に知らせるべきであると考えています（それが当ブログの起点であり、現在にまで続く基本思想である）。
ボクはフェラーリ・ポルトフィーノにこうやってスマートフォンホルダーを取り付けている
ぼくがいかにこのエレコムの製品を愛しているかが十分にわかっていただけたであろうところで、核心の「取り付け方法」について見てみましょう。
ポルトフィーノのエアコン吹き出し口はこんな形状を持っており、いわゆる「ルーバー式」ではないのでこの製品のクリップは使用不可（そもそも、スター状の板のところまでクリップが届かない）。
ただ、幸いなことにダッシュボードのアッパー部とロワー部には「段差」があり・・・。
困ったぼくがそこにこのスマートフォンホルダーをおもむろに差し込んでみると・・・。
シンデレラフィット！
ちなみにこの製品と車体側が触れるのはダッシュボードのアッパー（レザー）とモニターベゼル（樹脂＋塗装）。
よって、車両側の傷つき防止の為、発泡ブチル（一家に1シートは必須である）、もしくは両面テープ（これもいくつかの種類を標準装備しておきたい）を接触部分に貼っておくと良いかと思います。※つまり本来の取り付け方法であるクリップを使用しない
なお、取り付ける際には「ピタっとハマる」角度（スイートスポット）があるので、まずはあれこれ動かしてみてその位置を探っていただければと思います（可動式の「足」の角度もしっかり合わせると良い）。
フェラーリ・ポルトフィーノにスマートフォンホルダーP-CARS13BKを取り付けるとこんな感じ
そしてこちらが取り付けた状態。
フェラーリの内装にこのスマートフォンホルダーとは（美観上）いかがなものかという苦言もあるかとは思いますが、快適に運転できなければそのクルマの魅力も半減してしまうので、ここは妥協すべきところであると考えています（おかげで非常に快適）。
スマートフォンを取り付けるとこう。
残念ながら（スマートフォンのサイズ次第では）「Ferrari」文字が隠れてしまいます。
こちらが縦で・・・。
横状態。
なお、すでに装着しているスマートフォンホルダー（左側）を外すのが面倒だったため、今回の撮影のために追加で右側にもう一つを取り付けており、そしてスマートフォンをマグネットで貼り付けているのは右側のみ。
運転席から見るとこんな感じ。
手間がかからない割にはその効果が非常に大きく、ぼくとしてはエレコムに強く感謝したいと考えています。
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